基本情報
タイトル | Orcs Must Die! 3(オークス マスト ダイ!3) |
ジャンル | アクション・タワーディフェンス・ゲーム |
プラットフォーム | Windows・PlayStation 4・PlayStation 5・Xbox One・Xbox Series X/S |
メーカー | Robot Entertainment |
公式サイト | Orcs Must Die! 3 公式サイト(英語) |
ゲームについて
サードパーソン形式のアクション・タワーディフェンス・ゲーム『Orcs Must Die!』『Orcs Must Die! 2』『Orcs Must Die! Unchained(サービス終了でプレイ不可)』の続編である。
舞台は『Orcs Must Die! 2』の20年後となっており、前作までの主人公であるウォーメイジ(戦闘魔術師)とソーサレス(魔女)の弟子たちが主人公。
本作も迫りくるオークたちの進路を予測して配置したトラップでオークたちを殺戮しながら拠点(リフト)を守ることが目的だ。
ゲームの流れとしては下記となる。
①イベントリー画面よりマップや登場するモンスターに合わせて武器やトラップを選択する。
②手持ちのゴールド内で配置できるトラップをマップに配置する。
③ウェーブ(モンスターの攻撃)の攻撃開始。トラップと武器でモンスターを迎え撃つ。
④ウェーブをしのぐとゴールドが手に入る。
⑤ステージで決められたウエーブの回数だけ②~④を繰り返し、リフトを守り切ればステージクリア。
⑥ステージクリアにより新たな武器やトラップをアンロック、ステージクリア報酬のスカルを消費して武器やトラップのアップグレードを行う。
⑦次のステージで①~⑥までを繰り返し、全てのステージクリアを目指す。
シリーズとして4作目となる本作ならではの要素として戦争シナリオを挙げることができる。
今までは砦や鉱山など建物内での防衛戦だけだったが、本作の戦争シナリオでは砦の外側での防衛要素も追加された。
戦争シナリオの特徴として敵モンスターの数が通常のステージより圧倒的に増えており、激しい戦いとなる。
また、モンスターの大軍への対抗手段として投石機や弓兵隊など戦争シナリオ限定の大型ユニットが存在しており、通常のステージとはことなる防衛戦が楽しめる。
ストーリー
ウォーメイジのマックスとソーサレスのガブリエラの活躍で世界は救われた。
それから20年後、ウォーメイジのマックスは教団から去り行方不明。
残されたソーサレスのガブリエラはイーガンとケルシー2人の弟子の育成に励む。
ソーサレスのガブリエラのもと、ウォーメイジ教団の訓練生であるイーガンとケルシーの二人は修業の日々を過ごす。
ある日の訓練後、イーガンとケルシーの二人は突如出現した不審なリフトから出現するオークの軍勢から教団のリフトの防衛をガブリエラから任される。
初の実戦に活躍のチャンスと沸き立つ二人。
イーガンとケルシーはオークの軍勢から教団のリフトを守り切れるのか?
登場人物
プレイヤーキャラについての説明。
イーガン
本作の主人公の一人。
リフトの魔力を持って生まれたため、生まれた時から自然に魔法を使うことができた。
ノリは軽いが優しい性格の少年である。
ケルシー
本作の主人公の一人。
教団で最も熱心な訓練生で読書家。好奇心旺盛で拾い知識を持つ。
真面目で頑張り屋の少女。マックスをヒーローとして尊敬している。
マックス
1作目からの主人公でベテラン・ウォーメイジ。
1作目と2作目ではウォーメイジの弟子と呼ばれ名前がなかったが、3作目から名前が付いた。
お調子者で陽気な性格をしており、本作では消息不明となっている。
ガブリエラ
1作目では敵役で元・オークたちの女王。2作目からは主人公の一人。
マックスと同じく2作目まで名前がなくソーサレスと呼ばれていた。
本作では弟子を導く師匠ポジションだが前作までは自分の魔力に自信のある自分勝手なキャラクターだった。
シグナス
マックスとガブリエラの師匠で教団の元指導者。
強力な魔力を持ったウォーメイジの指導者だったが、1作目と2作目のマックスとガブリエラの会話から二人にはあまり尊敬されていないようだ。
前作までは老人の姿だったが、本作では150年前の戦争シナリオでのプレイヤーキャラとなるため白髪になる前の中年姿である。
ヴォルビック
シグナスの友人のエルフ。シグナスと同等の力をもつ。
本作から150年前にシグナスと共闘しオークの大軍を打ち破り教団の危機を救っている。
現在は教団の記録から消され、消息不明となっている。
システムについて
ゲームの操作・システムについての説明。
ゲームの操作
ゲームの操作についての説明。
前作『Orcs Must Die!』『Orcs Must Die! 2』とほぼ同じだが、一部の操作に違いがある。
ボタン操作の表記はXBOXコントローラー(PS4コントローラー)とする。
キャラの移動 | 左ステック | キャラクターを動かす。8方向に動くことが可能。 |
ダッシュを切り替え | 左ステックを押し込み(L3ボタン)ながら移動。 | ダッシュで移動する。 |
カメラ制御 | 右ステック | カメラ(キャラクター)の向きを変える。 |
ターゲットモードを切り替え | 右ステックを押し込む(R3ボタン) | クロスボウと弓を装備中、スームイン/ズームアウトが行える。 |
ジャンプ | Aボタン(×ボタン) | キャラクターをジャンプさせる。 |
移動アビリティ | Aボタン(×ボタン)2回押し | 二段ジャンプや死んだふりなどキャラクターごとの特殊動作を行う。 |
ロードアウトのスロット移動 | 右に移動:RBボタン(R1ボタン) 左に移動:LBボタン(L1ボタン) |
スロットのフォーカスを右または左に移動させ使用する装備を切り替える。 |
トラップを設置する | RTボタン(R2ボタン) | ロードアウトで選択中のトラップやガーディアンを設置する。 トラップやガーディアンの設置にはゴールドを消費する。 |
トラップを回転させる | Yボタン(△ボタン) | 設置前のトラップやガーディアンを回転させトラップの向きを変える。 |
トラップを売却する | Bボタン(○ボタン) | 設置したトラップやガーディアンを売却する。 トラップやガーディアンの売却価格は設置価格と同じ。 |
メイン攻撃 | RTボタン(R2ボタン) | ロードアウトで選択中の武器・呪文で攻撃する。 呪文での攻撃はマナを消費する。 トリンケットを選択中の場合、マナを消費してトリンケットのアクティブ・スキルを発動する。 |
サブ攻撃 | LTボタン(L2ボタン) | マナを消費してロードアウトで選択中の武器・呪文で攻撃する。 |
イベントリ―を開く | 下キー | イベントリ―を開き、ロードアウトのスロットに登録する武器・呪文・トリンケット・トラップ・ガーディアンを選択する。 敵の攻撃開始中はイベントリ―を開くことはできない。 |
大マップを切り替える | 左キー | マップ表示を画面中央(大マップ)と画面右上(ミニマップ)で切り替える。 |
REDAY | Xボタン(□ボタン) | 敵の攻撃を開始させる。 前作まではトラップ売却やトラップの配置向き変更のボタンだったため、押し間違いに注意。 |
ゲームのシステム
ゲームのシステムについての説明。
イベントリー
1作目の呪文書画面、2作目のディフェンス画面に相当する画面。
イベントリー画面から装備したい武器・トリンケット・トラップを選択して、ロードアウト バーに登録する。
尚、ロードアウト バーのスロット数はステージが進むにつれて増えていく。
戦争シナリオ専用のトラップとユニットは通常装備のロードアウト バーとは別に登録できる。
また、ステージに登場するモンスターを確認することもできる。
登場するモンスターに合わせた武器やトラップの選択が重要となる。
武器
イベントリー画面よりロードアウト バーのスロットに武器を登録することで敵を攻撃できるようになる。
射撃武器による攻撃を敵の頭に当てるとヘッドショットとなりダメージが大幅に増える。
武器によるサブ攻撃はマナを消費する。消費したマナは時間経過により自動回復する。
武器によっては攻撃に属性が付与されているものもある。
敵の弱点の属性だと高威力となるが、属性耐性を持つ敵にはダメージを与えられないので注意が必要だ。
呪文
イベントリー画面よりロードアウト バーのスロットに呪文を登録することで呪文による攻撃がきるようになる。
呪文によるメイン攻撃とサブ攻撃はマナを消費する。
呪文攻撃は武器攻撃より威力が高く、敵を凍らせたり炎上させたりすることもできる。
サブ攻撃は高威力だがマナの消費量は大きい。
呪文攻撃にも属性が付与されているものがあり、敵の属性耐性には注意が必要だ。
トラップ
イベントリー画面よりロードアウト バーのスロットにトラップを登録することでマップ上にトラップを配置できるようになる。
トラップの配置はゴールドを消費して配置、トラップごとに消費するゴールドは異なる。
ユニークアップグレードによっては攻撃属性を変更できるものもある。
武器や呪文と同じく敵の属性耐性には注意が必要だ。
ガーディアン
イベントリー画面よりロードアウト バーのスロットにガーディアンを登録することでマップ上にガーディアンを配置できるようになる。
ガーディアンの配置はゴールドを消費して配置、ガーディアンごとに消費するゴールドは異なる。
ガーディアンの長所として、モンスターの動きに応じて攻撃方向を変えたり、移動したりするのでトラップより使い勝手が良い。
欠点としてガーディアンにはHPが存在し、モンスターの攻撃でHPが無くなると戦闘不能となり、HPが回復するまで攻撃できなくなる。
トリンケット
イベントリー画面よりロードアウト バーのスロットにトリンケットを登録することでトリンケットのパッシブ・スキルが有効になる。
ロードアウト バーからトリンケットを選択中にメイン攻撃を押すとトリンケットのアクティブ・スキルを発動する。
アクティブ・スキルを発動するとクールダウン完了までアクティブ・スキルは発動できない。
リフト
本作の防衛拠点であり、武器やトラップを駆使してオークたちから防衛しなければなならない。
オークたちがリフトを通過するとリフトポイントが減少、リフトポイントがゼロになると敗北となる。
リフトポイントは画面上真ん中に表示さる。
前作まではオーガなど大型のモンスターが通過するとポイントが大きく減ったが、本作ではボスユニット以外は1ポイントマイナスとなっている。
戦場シナリオに登場するボスユニットはマイナス10ポイントと減り幅が大きいので注意が必要だ。
また、主人公のHPがゼロによるリフトポイント減少のペナルティは無くなっている。
リフトの近くにいると主人公のHPが回復する。
主人公をつけ狙うノール ハンターはリフトを通過してもリフトポイントは減少しないため、苦戦するようであればリフトのHP回復を利用して戦ってもよい。
ノール ハンター以外のモンスターはリフトに近づくと主人公を無視してリフトに飛び込むのでリフトのHP回復を利用しての戦闘は避けるべきである。
ポータル
ポータルをくぐると別のポータルに瞬間移動できる。
使いこなせば便利だが、ポータルを利用しなくてもクリアは可能なので無理に利用する必要はない。
アップグレード
武器やトラップはスカルを消費する事でアップグレードが可能である。
スカルはステージをクリアすると成績に応じて最大5つまでもらえる。
また、ステージ内の敵を倒すとたまにスカルを落とす場合もある。
スカルはアップグレードで使用する以外に新しい武器やトラップなどの購入も可能だ。
アップグレードを取り消すとアップグレードで消費したスカルの払い戻しを受けることができる。
アップグレードのタイプは下記3種類あり、アップグレードの傾向や対象が異なっている。
レベルのアップグレード | ダメージ増加やマナの消費量低減など基本性能を上昇させる。 レベルのアップグレードは多段階のアップグレードが可能である。 トリンケットと戦争シナリオ専用のトラップ・ガーディアンはレベルのアップグレードの対象外。 |
ユニークアップグレード | 武器やトラップごとに設定された条件(武器による累計ダメージ、トラップの設置回数、トリンケットの発動回数など)を達成するとアップデート可能となる。 攻撃の属性変更(氷→炎など)を変更する、トラップに貫通能力を付与する、トラップの射程を延ばすなど使い勝手に大きな変更がでる強化ができる。 ユニークアップグレードは全種類の装備に2種類ずつ存在するが、片方しか有効にできない。 |
スペシャルアップグレード | クールダウン時間の減少や敵に影響を与えるパッシブ・スキルの効果時間延長などの効果がある。 スペシャルアップグレードはトリンケットだけが対象となる。 |
モンスター
オークたちモンスターはリフトめがけて進軍してくる。
モンスターの攻撃は「ウェーブ」と呼ばれる単位で表され、1ウェーブあたり10体以上~数十体の群れで出撃してくる。
オーク | 本作の雑魚キャラで、独り言をつぶやきながらリフト目指して進軍してくる。 一体一体は弱いが数で押してくるため、押し切られると次々にリフトに侵入されてリフトポイントを大幅に減らされることがある。 プレイヤーキャラと接近すると手に持った武器で斬りかかってくる。 ライト オーク → ミディアム オーク → ヘビー オーク の順に耐久力が増える。 アーケインとエレメント属性の攻撃に弱い。 ヘビー オークはヘッドショットと物理ダメージに強い。 |
オーク アーチャー | クロスボウによる遠距離攻撃をしかけてくる。 狙いは正確でダメージが高いため油断すると倒されてしまう。 アーケインとエレメント属性の攻撃に弱い。 上位版のダイナマイト アーチャーはオーク アーチャーより攻撃力が高く、爆発する矢でバリケードを破壊することがある。 |
コボルド ランナー | 耐久力は低いが足が非常に速く、トラップが発動しても当たり判定が出る前に駆け抜けてしまう。 プレイヤーキャラと接近しても攻撃をしかけることなくリフト目指して走り続ける。 トラップで倒す場合、コボルド ランナーの進路の真正面になるようにアローウォールなど飛び道具系のトラップを設置するか、タール トラップで動きを遅くしてから仕留めることになる。 炎、雷属性の攻撃に弱い。 |
コボルド サッパー | 爆薬を背負ったコボルド。コボルド ランナーと同じく耐久力は低いが足が非常に速い。 耐久力は低いが足が非常に早く、バリケードめがけて自爆攻撃をしかけてくる。 プレイヤーキャラと接近するとプレイヤーキャラめがけて自爆攻撃をしかけてくる。 炎、雷属性の攻撃に弱い。 |
オーガ | 耐久力が高く、接近攻撃でプレイヤーキャラをスタンさせる能力がある。 普段の移動速度は遅いがプレイヤーキャラと接近するとものすごいスピードで突然走り出す。 オーガは炎、氷属性の攻撃とヘッドショットに弱く、物理ダメージに強い。 オーガの上位版であるアーマー オーガは耐久力が非常に高い。 アーマー オーガは雷属性の攻撃に弱く、ヘッドショットと物理ダメージに強い。 |
アース ロード | 耐久力が高く、撃破されると 小型のモンスター2体に分裂する。 アース ロード → アース エレメンタル → アース リング の順に分裂し、最後の アース リング の移動速度はかなり早い。 アーケインと氷属性の攻撃に弱くヘッドショットと物理ダメージに強い。 |
トロル | 耐久力が高く、HP回復能力も持っている。 炎、雷属性の攻撃とヘッドショットに弱く、氷属性の攻撃と物理ダメージに強い。 トロル → マウンテン トロル の順に耐久力が増える。 |
ファイア デビル | オークと同じような性能のモンスター ゲーム内の説明文やキャラクターたちの会話では炎属性の攻撃は無効となっているが、大型アップデート後は少しだがダメージを受けるようになっている。 オークと同じくプレイヤーキャラと接近すると手に持った武器で斬りかかってくる。 ライト ファイア デビル → ミディアム ファイア デビル → ヘビー ファイア デビル → ファイア デビル マスターの順に耐久力が増える。 氷属性の攻撃に弱い。 ヘビー ファイア デビルは物理ダメージに強く、ファイア デビル マスターはヘッドショットと物理ダメージに強い。 |
ファイア デビル メイジ | 魔法による遠距離攻撃をしかけてくる。 オーク アーチャーの魔法使い版のようなモンスター。 ゲーム内の説明文やキャラクターたちの会話では炎属性の攻撃は無効となっているが、大型アップデート後は少しだがダメージを受けるようになっている。 氷属性の攻撃に弱く、アーケイン属性の攻撃に強い。 |
ファイア デビル ランナー | コボルド ランナーと同じような性能のモンスター。 ゲーム内の説明文やキャラクターたちの会話では炎属性の攻撃は無効となっているが、大型アップデート後は少しだがダメージを受けるようになっている。 コボルド ランナーと同じくプレイヤーキャラと接近しても攻撃をしかけることなくリフト目指して走り続ける。 氷属性の攻撃に弱い。 |
ファイア エレメンタル | 耐久力が高く、撃破されると小型のファイア リングに分裂する。 ファイア リング の移動速度はかなり速く、プレイヤーキャラやバリケードめがけて自爆攻撃をしかけてくる。 氷属性の攻撃に弱く、ヘッドショットと物理ダメージに強い。炎属性の攻撃は無効となっている。 上位版としてファイア ロードが存在しており、撃破されると小型のファイア リングに分裂する。 |
ノール ハンター | 耐久力と攻撃力が高く、動きも素早い。バリケードを乗り越えることもできる。 リフトよりもプレイヤーキャラを優先して狙ってくる。 攻撃をくらうとプレイヤーキャラの動きが遅くなり逃げることができなくなるため接近される前に撃破する必要がある。 ヘッドショットに弱く、アーケイン属性の攻撃と物理ダメージに強い。 リフトを通過してもリフトポイントを減らすことは無い。 |
ノール グレネーディア | プレイヤーキャラにグレネード(擲弾)を投げてくるノール。 ノール ハンターと同じく耐久力が高く、動きも素早い。バリケードを乗り越えることもできる。 ヘッドショットに弱く、アーケイン属性の攻撃と物理ダメージに強い。 リフトを通過してもリフトポイントを減らすことは無い。 |
サイクロプス メイジ | 耐久力が高く、追尾性能のある遠距離魔法による攻撃をしかけてくる。 ヘッドショットと物理ダメージに弱く、アーケインとエレメント属性の攻撃に強い。 |
レイス ヒーラー | 近くにいるモンスターのHPを回復する能力を持つ。 エレメント属性の攻撃に弱く、アーケインの攻撃に強い。 |
ヘルバット | 飛行タイプのモンスターで遠距離攻撃をしかけてくる。 各属性のヘルバットが存在し、属性に応じた遠距離攻撃と属性攻撃無効を持つ。 ヘルバット、ヘルベイビーは炎属性、フロストバットは氷属性、バイルバットは酸属性、ヴォイドバットはアーケイン属性、ショックバットは雷属性である。 ヘルバットは共通してヘッドショットに弱い。 |
戦争シナリオ
砦の外を含む通常のステージより大きいマップのステージ。
戦争シナリオには専用の大型トラップや特殊能力を持ったボスユニットも登場する。
1ウェーブあたりのモンスターの数も多くなり、通常のマップより激しい戦闘となる。
戦争シナリオで設置できるトラップの中にはプレイヤーキャラが操作可能な兵器もあり、通常のマップとは違った遊び方も楽しめる。
ゲームモード
ゲームモードは「キャンペーン」「無限」「ウィークリーチャレンジ」「スクランブル」の4種類。
ゲーム開始時はメインキャンペーンの「昔なじみ」と「ウィークリーチャレンジ」だけプレイ可能である。
メインキャンペーンの「昔なじみ」を進めるとキャンペーンの「手荒い歓迎」「無限」「スクランブル」がアンロックされる。
ダウンロードコンテンツを購入すれば「コールド・アイズ・アイズ」と「局面打開」のキャンペーンがプレイ可能となる。
キャンペーン | 主人公のことなる2つ(ダウンロードコンテンツでさらに2つ)のストーリーが楽しめるモード。 メインキャンペーンの「昔なじみ」は「イーガン」「ケルシー」2人の弟子を操作し、教団のリフトをモンスターたちから守りながら、突如出現した不審なリフトの調査をすることになる。 「手荒い歓迎」は「昔なじみ」をクリアするとアンロックされる。主人公は前作までの主人公であるウォーメイジのマックスだ。 |
無限 | エンドレスに防衛戦を行うモード。 ウェーブが進むにつれて出現する敵キャラは強力になる。 途中から少額しかゴールドが稼げなくなるため、限られたゴールドで強力なキルゾーンを構築することが重要となる。 |
ウィークリーチャレンジ | 週替わりのシナリオを楽しめる。 制限された武器やトラップでステージのクリアを目指すことになる。 |
スクランブル | 本作から追加されたモードで、ステージクリアたびにバフ(強化)とデバフ(弱体化)を選択しながら5ステージのクリアを目指す。 ステージごとに2つのマップから1つを選択、選択したマップによりデバフが決まり、ステージをクリアするとバフが選択できる。 バフとデバフは次のステージにも引き継がれるので、前のステージで選択したバフとデバフを考慮しながら次のバフとデバフを選択することが重要となる。 |
ゲームを遊んだ感想
「Orcs Must Die!」シリーズ4作目の作品となるアクション・タワーディフェンス・ゲームである。
本作も直訳したタイトル「オークは死ななければなりません!3」のとおり、オーク(と仲間のモンスターたち)を殺しまくる作品だ。
プレイヤーキャラは前作までの主役であるマックスとガブリエラの2名、本作からプレイヤーキャラとなったイーガン、ケルシー、シグナス、ヴォルビックの4キャラの計6キャラ。
本作も今までと同様に完全日本語吹き替えでキャラクターたちによるステージ中の掛け合いも健在だ。
「Orcs Must Die!2」ではマックスとガブリエラでは使用できる武器やトラップに違いがあったが、本作では全部キャラクターで同じ武器とトラップが使用可能となっている。
また、装備のアップグレードも「Orcs Must Die!2」ではマックスとガブリエラで別々に強化する必要があったが、本作では全キャラ共通となっており、気分に応じてプレイヤーキャラを変更できるようになった。
ステージ数はキャンペーンの「昔なじみ」18ステージ、「手荒い歓迎」5ステージ、「無限」19ステージとステージ数は「Orcs Must Die!2」より大幅に増えた。
週替わりで異なるシナリオを楽しめる「ウィークリーチャレンジ」も毎週19ステージ遊べる。
またランダムで提示されるステージ、バフ(強化)、デバフ(弱体化)を選択しながら5ステージクリアを目指す「スクランブル」もあり、長く遊べる作品となっている。
ゲームバランスとしては
①ステージ序盤はトラップで敵を減らし、武器でトラップで倒せなかった敵を倒す。
②ステージ中盤は敵の数が増えるのでトラップで撃ち漏らす敵が増え、武器での戦闘が忙しくなる。
③ステージ終盤は十分な数のトラップが配置されており、ほとんどの敵をトラップだけで仕留めることができる。
と序盤から中盤で苦労し、終盤でトラップ地獄の出来を堪能するバランスである。
Steam版のレビューではトラップの弱体化によりトラップで敵を倒す楽しみが無くなったとの評価もあるが、2023年6月6日の大型アップデートによりトラップが強化され不評な点は改善されている。
本作はシリーズとしては4作目だが、前作までの作品を遊んでいなくても支障なく「キャンペーン」を遊べる内容となっている。
また、従来の作品と同じようにトラップの配置ミスをプレイヤーキャラの武器や呪文である程度は挽回できるのでトラップを仕掛けるタワーディフェンス・ゲームの初心者にもお勧めだ。
難易度も3段階あり、初心者向けの「弟子」から上級者向けの難易度「リフトとの支配者」までありタワーディフェンス・ゲームの上級者も楽しめる作品となっている。
2人プレイにも対応しており、1人プレイとは違ったプレイも楽しめるので、ゲーム仲間がいれば2人プレイも楽しんでもらいたい。
評価
個人的スコア | 8.5 |
良い点
・ウィークリーチャレンジやスクランブルなどランダム性があり、繰り返し遊べるモードがある。
・前作と異なり武器やトラップのアップグレードは全キャラ共通となっており、キャラクター変更が気軽に行えるようになった。
・前作よりもスカルが集めやすくなっており、武器やトラップのアップグレードのためのスカル集めが苦にならない。
・本作もセリフはすべて日本語で吹き替えとなっている。
・初めから遊べるメインキャンペーンの「昔なじみ」には飛行タイプのモンスターが出現しないため、ゲーム初心者でも遊びやすくなっている。
悪い点
・前作から続いての不満点として、トラップの効果についての詳細(射程距離、配置範囲の情報)や発動時のデモ画面がないため、トラップの性能を把握しにくい。
・トリンケットのアクティブ・スキルのクールダウンの完了合図が分かりにくい。
・イベントリ―画面から選択中のアップグレードを確認できない。確認するためにはステージを中断する必要がある。
・一部の会話のつながりが不自然で分かりにくい。