基本情報
タイトル | Heaven Dust 2(ヘヴンダスト 2) |
ジャンル | アクション・アドベンチャー |
プラットフォーム | Windows・Nintendo Switch |
メーカー | One Gruel Studio、indienova |
公式サイト | Heaven Dust 2(ヘヴンダスト 2) 公式サイト(中国語) |
ゲームについて
ゾンビの跳梁する研究施設からの脱出を目指す見下ろし型のアクション・アドベンチャー。
プレイヤーは前作(Heaven Dust)の主人公『スティーブ』を操作し、バイオハザード(生物学的危害)により地獄と化した研究施設からの脱出を目指すことになる。
ストーリー
バイオハザードが発生した研究施設から無事脱出した『スティーブ』。
しかし研究施設を出ると、防護服に身を固めた武装集団が待ち構えていた。
『スティーブ』はなすすべもなく捕まり『第2宿主』として『冷凍休眠室』(コールドスリープ装置)に閉じ込められてしまう。
『冷凍休眠室』装置が解除され見知らぬ研究施設内で目を覚ます『スティーブ』。
あたりに人の気配は無く、研究施設に残された『アレキサンダー』なる人物の残したメモに従い研究施設からの脱出をはかる。
だが『スティーブ』の前にはバイオハザードによりゾンビと化した人間が立ちふさがるのであった。
システムについて
システム・ゲームの操作についての説明。
ゲームのシステム
見下ろし型のアクション・アドベンチャー。
プレイヤーは主人公『スティーブ』を操作しながら研究施設からの脱出を目指す。
主人公の装備中の武器、弾薬は画面左下に表示さている。
主人公の体力は数値化されておらず、画面端の汚れの変化(白は無傷、赤は負傷中)で判断する。
インターアクション(拾う、操作するなど)の対象は白い丸印が表示され、近づくと対応するコントローラーのボタンが表示される。
ゲームの操作
ゲームの操作についての説明。
ボタン操作の表記はXBOXコントローラー(PS4コントローラー)とする。
基本操作
見下ろし型のマップを移動しながら、インターアクションを利用して研修施設の謎を解明し、脱出を目指す。
インターアクションはアイテムを拾う、アイテムを配置する、スイッチを押す、箱をつかむなどがあり、プレイヤーは様々な仕掛けを操作しゲームを進める。
キャラの移動 | 左ステック | キャラを動かす。 |
疾走 | Bボタン(○ボタン)+左ステック | キャラがダッシュする。疾走に制限はないため、攻略の時間短縮も使える。 |
インターアクション | Aボタン(×ボタン) | アイテムを拾う、スイッチを押すなどのアクションをする。 インターアクションの対象には白い丸印が表示される。 |
メニュー | メニューボタン(OPTIONSボタン) | アイテムスロット、ファイル、地図の操作画面を呼び出せる。 |
セーブ | 「応答機」の前で Aボタン(×ボタン) | 進行状況を記録(セーブ)できる。 |
箱の移動 | Aボタン(×ボタン) で箱をつかみ、Bボタン(○ボタン)で箱を手放す | 箱に対してのインターアクション。 箱をつかみながら左ステックによるキャラ移動を行うと箱を動かせる。 |
攻撃方法
攻撃方法は拳銃(ピストル・軍用ピストル)、小銃(ショットガン・サブマシンガン)、投擲武器(火弾・電撃弾)、ナイフの4種類。
拳銃・小銃をメイン武器として戦い、ボス戦や多数の敵との戦闘では投擲武器、敵に接近された時の足止めにナイフを利用する。
拳銃・小銃・投擲武器は弾薬のストックが無くなると使用できないので、残弾数に注意が必要だ。
拳銃・小銃は武器ごとに装弾数が異なっており、装弾数がゼロになると射撃できなくなるので、こまめな装弾が重要である。
拳銃・小銃はゲーム途中で入手できるパーツを追加することで性能を向上させることが可能だ。
ゾンビに接近攻撃されると主人公はゾンビを両手で押しのけるので、ゾンビから連続攻撃を受ける事は無いが、押しのけた後は素早く距離を取るかナイフで攻撃する必要がある。
銃を構える/構えを解除する | LTボタン(L2ボタン) | 銃を所持している場合、構える事ができる。 銃を構えている最中も移動は可能だが、速度は遅くなる。 |
狙う | 銃を構えながら 右ステック | 銃の照準を操作する。 敵に照準を合わせ続けると、照準が敵の弱点に合わさる。 ゾンビの場合、胸から弱点の頭に照準が合わさる。 照準から装弾している弾数を把握することもできる。 |
撃つ | 銃を構えながら RTボタン(R2ボタン) | 照準に向けて射撃を行う。 装弾している弾が無くなると射撃できなくなる。 |
誅する | 弱体化した敵に近づいて LBボタン(L1ボタン) | ダメージを受けて弱体化(足元が赤い円で囲まれる)した敵にとどめを刺す。 「誅する」でとどめを刺した場合、弾薬は減らないため、弾薬の節約になる。 |
白兵武器 | 右ステックを押し込む(R3ボタン) | ナイフを装備することで、近距離の敵をナイフで切りつける事ができる。 |
火弾 | RBボタン(R1ボタン) | 相手を燃焼させる投擲武器を投げる。 植物で体を覆われたゾンビなどに効果が高い。 |
電撃弾 | Yボタン(△ボタン) | 相手を感電させる投擲武器を投げる。 感電中の敵は身動きできないため、安全に攻撃できるようになる。 |
装弾 | Xボタン(□ボタン) | 装備している銃に弾薬をリロードする。 不足している弾薬容量分だけしかリロードしないため、こまめに装弾するとよい。 |
拳銃 | 上キー | 拳銃(ピストル・軍用ピストル)を装備する。 拳銃の装備中に押すとピストルと軍用ピストルを切り替える事ができる。 |
小銃 | 下キー | 小銃(ショットガン・サブマシンガン)を装備する。 小銃の装備中に押すとショットガンとサブマシンガンを切り替える事ができる。 |
アイテムスロット
アイテムスロットには武器とは別に最大8個のアイテムを所持できる。
ゲームスタート時は6個しかスロットが無いが、序盤で2つ増やすためのアイテムが手に入る。
スロットがいっぱいになるとアイテムを拾えなくなるので、すぐに使用しないアイテムは収納箱に保管するな、空きスペースの確保が重要である。
使う | 薬草や痛み止めなどの消耗品を使用する。 |
組み合わす | アイテムを組み合わせて新しいアイテムを作成する。 通常は薬草を組み合わせて回復薬を作成したり、空の薬莢と火薬を組み合わせて弾薬を作成する。 また、機械装置を動かすための燃料を作成したりと、謎解きに必要なアイテムも作成できる。 |
ファイル
研究施設で取得した日記や書類などを確認することができる。
攻略のヒントやゾンビの攻略方法も記載されているため、ゲームの攻略に詰まったときに確認すると、攻略の糸口が見えてくる。
日記 | 研修施設の職員が残した日記。 職員の日常が記録されているが、謎解きのヒントを含んでいることもあるため、謎解きに詰まったら確認するとよい。 |
書類 | 主に研究成果について記録されている書類。 謎解きのヒントだけでなく、ゾンビの性質など戦闘時のヒントが記載されていることもある。 |
チュートリアル | ゲームの操作方法のチュートリアル。 ゲーム開始時に一通り確認することをお勧めする。 |
地図
研究施設で地図を拾うと施設の説明が記載された地図を確認することができる。
研修施設は広く同じような内装の場所もあるため、地図での位置確認は重要である。
地図を呼び出す | ビューボタン(SHAREボタン) | 地図を呼び出すショートカットボタン。 メニューボタン(OPTIONSボタン)で呼び出すメニュー画面からも地図を確認することはできる。 |
地図を動かす | 左ステック | マップは広く1画面に地図が収まりきらないため、地図を動かす必要がある。 |
拡大/縮小 | 右ステック | 通路が無いように見えても地図の拡大/縮小で通路が見つかる場合もある。 |
収納箱
所持品を収納できる。
研究施設には複数の収納箱が存在し、収納したアイテムは別の収納箱から取り出すことができる。
収納箱 | 所持品を収納できる。収納数に制限は無いため、持ちきれないアイテムやすぐに使用しないアイテムはどんどん収納した方がよい。 |
取引
前作では自動販売機でアイテムを購入できたが、本作では自動販売機は無くなっている。
代わりに数少ない生存者から物々交換でアイテムを手に入れる事ができる。
交換 | 所持品とアイテムを交換する。交換相手により扱っている物資は異なる。 |
ゲームを遊んだ感想
『Heaven Dust』の続編だけあって、ゲームは謎解きが中心となるアクション・アドベンチャーである。
アドベンチャーとしての謎解きの難易度は前作とほぼ同じで、難しくないが解いた時の達成感は味わえるためストレスなく遊べる内容だ。
アクションとしては雑魚キャラ、ボスキャラ、武器の種類が増え、敵に応じた武器の使い分けなどが必要となり、単調にならない工夫がみられる。
ボスキャラはそれなりに手強く、アクション・ゲームが好きなプレイヤーでも楽しめる難易度だ。
前作の良いところは残し、不足しているところは改善されており、順当に進化した続編である。
ホラー系に興味があるが怖すぎるには苦手な人、謎解きなどのアドベンチャーを楽しみたい人、前作に物足りなさを感じた人にお勧めしたい作品である。
評価
個人的スコア | 7.5 |
良い点
・理不尽な謎解きは無く、ゲーム内で入手できるメモや画面をしっかり見れば攻略できるため、ストレスなく達成感が得られて楽しい。
・ゾンビとの戦闘では選択する武器との相性で倒しやすさに大きな違いが出るため、武器の切り替えや弾薬管理が重要となり、遊びごたえがある。
・ゲームの難易度やクリア・タイムにより火縄銃などの武器が解除されるなど、コンプリートを目指して繰り返し遊べる作品となっている。
・前作よりゾンビのグラフィックは少しリアルになったが、同じようなホラーゲームよりは不気味さが少ないため、程よい怖さで遊べる。
・前作の不満点であった『敵や武器の種類が少ない』『所持できるアイテム数が少ない』などが改善さゲームの質が向上している。
悪い点
・狭い研究施設がステージのため、主人公キャラや敵キャラの姿が見づらい時がある。
・画面手前の壁が透明になり主人公キャラが見えるようになっているが、開いている扉と透明になった壁を誤認しやすい。
・用語が統一されていない箇所があり、メモや地図を見た時に目当ての対象を間違えそうになることがある。
次ページは序盤のプレイ記録となりネタバレとなる記述が含まれているので、読み進める上でご注意願いたい。
プレイ記録
以下はネタバレを含む内容となり、新鮮な気持ちで遊びたい方はここから先は読み進めないで頂きたい。
『冷凍休眠室』のカプセルから起き上がる『スティーブ』。
あたりは静まり返り、人の気配はない。
『冷凍休眠室』の机に置かれた『アレキサンダーのメモ その1』を読む『スティーブ』。
『アレキサンダー』のアドバイスに従い、『冷凍休眠室』からの脱出を試みる。
ドアの暗証番号を操作する。
暗証番号は『アレキサンダーのメモ その1』にヒントが記載されている。
暗証番号を入力後「レ」ボタンを押すとドアが開く。
『冷凍休眠室』を出ると『アレキサンダーのメモ その2』が見つかる。
『アレキサンダー』のもとへたどり着くにはエレベーターを利用する必要があるが、今のままではウイルススキャナーに阻まれて進めない。
メモの指示に従い、『保安の制服』を探すことになる。
先に進む前にメモの横にある箱に対して「箱を動かす」のインターアクションを実行、箱の裏にある隠し部屋で『研究所のICカード LV1』を入手する。
『研究所のICカード LV1』があると、LV1のロックされたドアを開けることができるようになる。
研究施設の通路で電気スイッチを見つける。
電気スイッチを押すと画面がゆれ照明がON/OFFする。
電気スイッチについて『アレキサンダーのメモ その2』にヒントが記載されていたはずだ。
電気スイッチを作動させ、植物研究を行っている隠し部屋を発見した『スティーブ』。
机の上の『アレキサンダーの日記 その4』によると植物胞子と化学品と混ぜる事で、化学品の効果を高める作用があるらしい。
施設の奥に進むと小型燃料発電機が見つかるも、燃料箱が空で発電できないようだ。
『冷凍休眠室』の横の部屋にアルコールを発見することができるので、植物胞子と『組み合わす』を試みる。
『組み合わす』は見事に成功、『混ぜたアルコール』が作成され小型燃料発電機の燃料として使用できた。
小型燃料発電機を左に動かし、左側の階段のシャッターを解除する。
階段を上り『保安室』を探索すると『微風I型 ピストル』を発見できる。
攻撃力は低いがバランスが良く使いやすい武器である。
小型燃料発電機を右に動かし、右側のドアのロックを解除する。
部屋に入ると『保安の制服』が机の上に置かれているので入手する。
『更衣室』を見つけて『保安の制服』に着替えよう。
ドアの錠前を銃で破壊すると、ドアの奥からゾンビが出現する。
初めての戦闘だ。
まずは銃を構え、ゾンビに照準を合わせる。
銃で狙い続けると照準が胸からゾンビの弱点である頭に照準が合わさる。
照準が頭に合わさったら射撃する。
通常のゾンビは弱点を1,2発撃てば倒すことができる。
胸を撃った場合、5,6発は必要となるため、弾薬の節約のためなるべく弱点を狙うのが重要だ。
ゾンビを倒しながら通路を進み『更衣室』を発見。
カーテンで仕切られた小部屋に入り、『保安の制服』に着替える。
ゲームを進めると新しい服装が手に入るチャンスがある。
服装にはイベントを進めるために必要な場合を除いて、差は無いようなので好きな服装でゲームを楽しむことができる。
『更衣室』のロッカーで『ナイフ』を発見。
『ナイフ』を装備すると近くの敵に切りつける事が可能となる。
『保安の制服』を装備してウイルススキャナーを通過しようとすると『ウイルス未発見!』とメッセージが表示、通路のロックが解除され先に進むことができる。
序盤のプレイ記録は以上となる。続きはゲームをプレイして確認して頂きたい。