©2020 LLC Shinyuden / ©2020 Ratalaika Games S.L. / ©2020 Grab The Games / © 2020 Ritual Games
基本情報
タイトル | Gun Crazy |
対応機種 | Steam,Nintendo Switch,Xbox one,他 |
販売 | Grab The Games/ラタライカゲームズ(Steam版/Xbox one版),Shinyuden(Switch版) |
開発 | Ritual Games |
発売日 | 2019年11月13日(Steam版),2020年4月9日(Xbox One版),2020年7月2日(Switch版) |
対応言語 | 英語 |
備考 | CEROレーティング:A(全年齢対象)
※ゲーム内で使用されている言語は英語のみだが、日本語を必要としないゲームデザインになっている |
作品概要
「Gun Crazy」はイギリス、ロンドンの開発チームRitual Gamesによるゲーム作品。NintendoSwitch版ではShinyudenが、他プラットフォームではGrab The Games、及びラタライカゲームズがそれぞれ販売を担当している。
コンパクトなボリュームで贈る、サイドスクロール式の2Dシューティングアクションゲーム。ショットとジャンプを駆使して迫る敵と弾の嵐を搔い潜って、全4面を突破しよう。
同開発と販売のタッグタイトルは本作以外にも、2Dアクションゲーム「サイバリアン ~タイム トラベル ウォリアー~」などが各コンソールで登場済みだ。
リンク:Ritual Games(開発チームTwitter)
操作方法
(※Nintendo Switch版)
JOY-CON(左) | |
上下左右ボタン | 移動 |
Lスティック | 同上 |
Lボタン | |
ZLボタン | ビームバズーカ(オート連射) |
-ボタン | ポーズメニュー |
JOY-CON(右) | |
Rスティック | |
Aボタン | 決定/ダッシュ |
Bボタン | キャンセル/ジャンプ |
Yボタン | |
Xボタン | |
Rボタン | |
ZRボタン | ビームバズーカ(オート連射) |
+ボタン | ポーズメニュー |
Joy-Con右側の4ボタンは全てジャンプに対応。ゲーム本編は方向操作とワンボタンでプレイ可能な設計となっている。
タイトル画面から選べる「CONTROL」モードでは操作テストが可能なので、プレイ開始前にはこのモードから、画面右下に表示される対応ボタンの確認と各アクションの操作感を確かめておくと良いだろう。
ゲームシステム
ジャンプ/飛び降りる
Bボタンでジャンプ。空中でもう一度押すことでダブルジャンプへと派生する。
また、一部の空中の足場に載っている際に、方向キーやスティックを下に入力したまま押せば下の段に飛び降りることができる。
ビーム発射/角度固定
メインの攻撃方法となるビームの発射はZRまたはZLボタンで行う。
立ち、しゃがみ、ジャンプ中とあらゆる状態から撃つことが可能で、押しっ放しにすることによるオート連射が基本的な使い方。
LかRボタンを押したまま、方向キーやLスティックを任意の方向に倒しながらショットを撃つと、身体をその場に固定したままショットの角度を自由に変えて撃つことができる。
近接格闘(パンチ)
敵が近距離の状態でZRまたはZLボタンを押した場合は、攻撃アクションがビームから近接攻撃(パンチ)に自動的に切り替わる。
そのままボタン長押し状態でいれば、敵の間合いに入るだけで自動的に攻撃がパンチとなるため、敵の群体に突っ込む場合は連発していく事も可能。
パンチの威力は高めだが、数が多いと捌き切れないこともあるので、性能面での過信は禁物だ。
ダッシュ
Aボタンでダッシュ発動。残像を伴いながら、一定距離を高速で移動する。
残像が出ている間は自身に接触した敵弾を消滅させると同時に、弾薬を10増やすというプラス効果も発生する。
ボタンを素早く押すことで連続で繰り出せるが、上述の敵弾消滅の効果はダッシュ発動直後にすぐ消えるので、なるべく弾を惹きつけて使うのが望ましい。
武器アイテム
ステージ内に設置された、クリスタル状のオブジェクトを破壊することで、武器アイテムが出現する。
破壊したクリスタルの色に準じたアイテムが出現し、内訳は以下の3種類。
巨大なショットを3発同時に発射。
取得時の弾数:200 |
|
ボタン長押しでレーザーを掃射。
取得時の弾数:100 |
|
連射力のあるショットを発射。
取得時の弾数:200 |
武器アイテムの効果は後から取ったものに上書きされ、弾を全て使い切るか、キャラクターが死亡した時点で取得した武器アイテムの効果は失われてしまう。
なお、各アイテム入手直後の弾数は、ダッシュの弾消しで増加した分に上乗せで加算されていく。例として、あらかじめ弾数を100持っていた場合は赤、もしくは茶色のアイテムを取った直後の弾数は300となる。
筆者のおススメは、一発辺りの威力と弾数が共に高い赤アイテムだが、他の2つも相応に強力で、単純な優劣はつけ難い。
是非、3種類とも試した上で、自分に合った武器を探してみよう
1CC MODE
1CC MODE(1 Coin Clear Mode)では、初期残機数となる3機のみで全面攻略を目指すハードなゲームモードだ。
敵の出現数を中心に全体の難易度が高くなっており、更にコンティニューが使えないといった特徴がある。
こちらのモードはArcade mode初回クリアでアンロックされるので、物足りなさを感じるというプレイヤーは一度挑戦してみよう。
プレイ後の感想
「Gun Crazy」は、「ロックマン」シリーズを彷彿とさせるビームアクションを武器にした、”撃って避ける”2Dサイドスクロール特化のシューティングアクションだ。
全4面というコンパクト且つ横スクロールオンリーのシンプルなステージ構成ながら、数十分程度で遊ぶ分にはまとまりの良さを感じられるゲームデザインとなっている。
メインモードである「Arcade Mode」も相応の難易度となっているが、クリア後にアンロックされる上級者向けモードの「1CC Mode」では、ノーコンティニューの制約が課せられる上で、更に難易度も上昇、といった鬼畜ぶりで全面制覇は容易ではない。
操作性や感触は悪くない反面、画面サイズに比してキャラクターのサイズが心持ち大きく感じられ、プレイフィールドが見た目以上に狭い印象を受ける。
そのため、プレイヤーキャラーの機動性が高い割に簡単に被弾し易く、Arcade Modeでは3つずつ設けられた残機とコンティニュー回数も、立ち回りが拙いとあっという間に失ってしまう羽目に。
緊急回避的な側面を持つダッシュには敵弾を消すといった有用な効果もあるが、わずか1秒足らずという短いアクションが終わると同時にこの効果は消えてしまうため、想定よりもシビアな使用感という印象だ。
元々低価格タイトルというのもあるが、見た目に反して全編がこじんまりとしていて、高難易度の1CC Modeこそあれど、スコアアタック、或いはタイムアタックといった別方向でのやり込み型のコンテンツ要素が見られないのは少々惜しまれるところ。
ドット重視のグラフィックや操作性といった、ゲームとしての基本的な構成部分はしっかりと仕上がっているので、上述の物足りない部分を補強した、本作ベースの新たな一作を観てみたいところではある。
キャラクター性やストーリー性が一切含まれていない点に関しては少々物足りなさも覚えるが、ゲーム部分に特化しているという意味では、本作のスタンスはアクションゲームとして理想的な1つの形であるとも言える。
黎明期ゲームボーイタイトルくらいの規模のシンプルな2Dアクションが好き、という方には価格相応に楽しむことができるだろう。
“撃って避ける”、単純明快な遊び易さがウリの16bit風シューティング&アクションゲーム、「Gun Crazy」をお試しあれ。
評価
個人的スコア(10点満点中) | 6.5 |
---|
良い点
- 16bitテイストのノスタルジックなドットグラフィック
- ビーム発射、ジャンプ、近接攻撃の3種のアクションから成るシンプルなゲーム性
- 手に取り易い低価格設定
惜しい点
- 体感によるプレイフィールドがやや狭く感じられ、敵の猛攻を回避するのが難しい
- ゲームプレイ中のライフ回復要素が、ステージクリア時の全回復のみ
- ステージ数の少なさや、キャラクターやストーリー性に欠けており、ゲーム全体がこじんまりしている
©Top Hat Studios, Mystery Egg Games. Licensed to and published by Eastasiasoft Limited. All Rights Reserved. &nb[…]