Demon’s Tier+(Nintendo Switch版) – 作品解説とプレイ後の感想

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2020 Diabolical Mind / COWCAT. All rights reserved.

For Original Version:All copyright and other intellectual property rights in Daniel Fernandez chavez and Diabolical Mind.

 

 

基本情報

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タイトル Demon’s Tier+
対応機種 Nintendo Switch/Xbox One
販売/開発 COW CAT/Diabolical mind(feat.Daniel Fernandez Chavez)
発売日 2020年12月24日(Switch版)/2020年6月10日(Xbox One版)
対応言語 日本語,フランス語,ドイツ語,スペイン語,英語
備考 2人同時ローカルプレイに対応

Steam配信タイトル「Demon’s Tier」に追加要素を加えた完全版。海外ではPlayStation Vita版も発売されている

 

作品概要

 

「Demon’s Tier+」(デーモンズ ティアー プラス)はDiabolical Mindが製作を手掛けるゲーム作品。コンソール版では同デベロッパーの他作品も担当しているCOW CATがパブリッシャーを手掛けている。

本作はSteamでPC用ダウンロード専売ゲームとして2019年より配信中の「Demon’s Tier」をベースに、各コンシューマー機に併せた操作方式の対応化と追加要素を加えた完全版となる。

ゲーム内容は全方位スタイルのシューティング要素をベースにしたクォータービューのダンジョンローグライクRPG。冒険を進める中で稼いだ通貨と引き替えに、新たなキャラクターの解放や武器の製造を行うことで冒険開始時の基本ステータスを少しずつ強化可能なのが特徴の1つとなっている。

 

リンク:Demon’s Tier(Diabolical mind official内)*

リンク:Diabolical Mind(Twitter)

 

(*official内で紹介されているitch.io版は本作のオリジナルバージョンにあたる「Demon’s Tier」についてのもので、本記事で紹介している「Demon’s Tier+」ではない点にご注意下さい)

 

ストーリー

 

(本編プロローグより抜粋)

 

 

世界は闇に滅ぼされた…

 

忌み嫌われ恐れられた王トスガーは

妖術に魅入られ、自らの内なる悪に喰い尽くされ

強力で邪悪な存在へとなり果てた

 

彼は人類の全てを滅ぼす戦争を始めた…

魔物を野に放ち、地上を怪物で埋め尽くした…

 

全てが無に帰すかと思われた

しかし勇者が現れ戦った…

 

そして悪魔の王をあと一歩というところまで追いつめた…

それは伝説的な戦いだった…

勇者は自らの命を犠牲にして悪魔を封じた

 

1200年後…

魔物や悪魔が再び現れた…

光と闇の戦いが今再び幕を開ける

 

 

 

操作方法

 

(※Nintendo Switch版)

JOY-CON(左)
上下左右ボタン 移動、項目選択 (リングメニュー呼び出し中は、左右で項目選択)
Lスティック 移動
Lボタン 目的
ZLボタン
-ボタン 【ゲーム内】地図を表示

 

JOY-CON(右)
Rスティック (倒している方向に)攻撃
Aボタン 決定
Bボタン 回避、キャンセル
Yボタン スキルor選択中のアイテム使用(スタミナゲージMAX時のみ可能)
Xボタン (長押し中)リングメニュー呼び出し (左右キーで項目選択)
Rボタン 回避
ZRボタン
+ボタン 【村】オプションメニュー呼び出し 【ダンジョン内】ステータス&簡易マップ呼び出し

 

倒した方向にショット形式で自動連射可能な攻撃は勿論ながら、ほとんどの敵弾を跳ね返すor無効化できる”回避”は生存率を高める上で非常に重要なアクションなので、早めに慣れておきたい。

また、オプションやリングメニューは制限時間が設けられるダンジョンにおいては一時停止の効果ももつ。休憩したくなった時にも使えるので有効活用しよう。

 

クラス選択

チュートリアルも兼ねた初回の冒険を終えて村に戻ると村の北東の建物に入れるようになり、ダンジョンに入る前にここで操作したいクラスを1つ選ぶことができる。

ただし、選ぶことができるのは開放したクラスのみとなっており、未開放のクラスについてはそれぞれ必要条件を満たした上で初めて選べるようになる。主にはDトークンを累計で規定額注ぐか、Tier1、Tier2を攻略済みである、といった条件だ。

 

「Demon’s Tier+」に登場するクラスはシークレットを加えた計8種類。以下ではシークレットを除いた6つのクラスの特徴を一覧で簡単に紹介しよう。

※HP:ライフ DEF:防御力 ATK:攻撃力 ATKD:射程距離 SPD:移動速度 MGS:スタミナ回復力

クラス名 基本ステータス クラス解放条件 備考
Knight

(ナイト)

HP:12、DEF:1、ATK:1、ATKD:25、SPD:3、MGS:20 ゲーム開始時から利用可能 スキル:マキシムディフェンス

1秒間、あらゆる攻撃に対して無敵になる

Wizard

(ウィザード)

HP:4、DEF:0、ATK:3、ATKD:35、SPD:1、MGS:0 Dトークン累計5,000投入 スキル:ファイアストーム

自分の周囲に巨大な炎を巻き起こす

Archer

(アーチャー)

HP:8、DEF:0、ATK:2、ATKD:45、SPD:5、MGS:40 Dトークン累計10,000投入 スキル:モータルトラップ

地雷を設置。射貫くと周囲に爆風を巻き起こす

Cleric

(クレリック)

HP:8、DEF:1、ATK:1、ATKD:25、SPD:1、MGS:0 Dトークン累計25,000投入 スキル:キュア

その場でHPを4(ハート1個分)回復する

Berserk

(バーサーカー)

HP:4、DEF:0、ATK:5、ATKD:22、SPD:1、MGS:20 Dトークン累計50,000投入 スキル:フューリーアタック

10秒間、攻撃力が1.5倍になる

Assassin

(アサシン)

HP:4、DEF:0、ATK:5、ATKD:55、SPD:5、MGS:0 Dトークン累計100,000投入 スキル:トリプルアタック

10秒間、ショットが3WAY弾に切り替わる

??? Tier1をクリア
??? Tier2をクリア

 

ゲーム開始時点ではナイトしか選ぶ事ができないが、冒険序盤から高い火力で豪快に立ち回りたい、という方はまずは5,000Dトークンという低コストで開放可能なウィザードを開放して、こちらをメインに自分の腕前で進めるフロアまでを視野に入れつつDトークンを堅実に集めてみよう。

ただし上で挙げているウィザードは火力は高い反面、全クラス中でも初期ライフが最低レベルなので気を抜くとすぐにやられてしまう。多少被弾しても安心なように、序盤のフロア踏破後のゴールド振り分けはある程度生命力を優先して上げておきたい。(最低でもハート3個分は確保したいところ)

 

オススメのクラスは?

中盤(Tier1クリア)までのダンジョン攻略と、キャラクターの強化に欠かせないDトークンを稼ぐ上での筆者的オススメクラスはアーチャーとクレリックの2つ。

前者は持ち前の移動速度による高い機動力と、誘爆可能なスキルのスイープマインが強力。後者は使い方に多少コツがいるが、スタミナが貯まる毎にハート1個分を回復できるスキル・キュアを駆使した耐久性で、生存率の向上に高い期待が持てるクラスだ。

各フロア踏破毎のアビリティ振り分けについては、アーチャーの場合は初期から比較的バランスの良いステータスをしているので好みなものを鍛えてOK。クレリックは低火力と鈍足を補うためにATKとSPDにある程度振っておくと使いやすくなる。どちらも少しだけHPに振っておけば生存率も確保できて頼もしさが増す。

Dトークンを稼ぐ場合は上記に加えて、DトークンボーナスのLvも併せてLv3以上にしておくと1匹倒すごとの獲得額も上がるため理想的だ。

この2つのクラスは対照的なタイプではあるが、どちらも使い勝手の良い性能になっているので早期に開放しておこう。

 

ゲームシステム

「Demon’s Tier+」における冒険の目的は小村ベンデルタウンを拠点とし、村の巨大な穴から通じるダンジョンを最深部目指して少しずつ踏破していく事だ。

ゲーム本編の各システムの簡単な概要についてはゲーム内のBASIC GUIDEでも確認可能。ここでは補足も加えながら、少しだけ詳しく取り上げていこう。

 

Dトークンとゴールド

まず、本作にはDトークンとゴールドという2種類の通貨要素が登場する。用途については双方ではっきりと区別されており、それぞれ特徴は以下の通り。

通貨名 用途 冒険終了時、持ち越しの可否 入手先
Dトークン 仲間の解放、アイテム購入、武器製造 可能(ダンジョン内死亡時に、全額失う) モンスタードロップ、囚人の解放など
ゴールド アビリティのレベルアップ 不可能 オブジェクト破壊、宝箱から入手

チームの基礎能力を向上させたりと、パワーアップに充てる上では基本的に1回辺りの探索でDトークンを如何に多く稼いで村へ持ち帰るかを重視することになるが、あまり欲張って長居しすぎると無理がたたって深層内で死亡、落とした分を取り戻すために再び長い道のりを辿る…という悪循環に陥りかねない。

まとまった額を稼げた時には絶対に必要以上の無理をせず、キリのいいところでマジックロープを使って早々に抜け出すことをオススメする。

 

スキル/アイテム

各クラスが固有に持つスキルやアイテムの使い方について解説していこう。

まずXボタンを押している間展開する”リングメニュー”で使いたいものをセット。セットしたものをスタミナゲージがフル状態の際にYボタンで使用することができる。

スキルに比べてアイテムはいずれも消耗品という扱いなので、在庫がなくなる前にお店で補充しておくようにしたい。なお、所有アイテムについてはダンジョン内で死亡しても紛失しない点も併せて抑えておこう。

 

ルーン

大型サイズの宝箱から手に入ることがある”ルーン”はキャラステータスの強化を図る事ができるアイテムで、色ごとに様々なステータスボーナスを得ることができる。

各種ルーンは入手直後からその周回限定で効果を発揮する(ダンジョン外に帰還した際に消滅)。色の組み合わせは不問で、最大で8個まで持つことができる。

ルーンについては宝箱から出現した際、入手前に手に入れるかどうかの選択肢が出るので、欲しい場合はAボタンを押して獲得しよう。

 

囚人

ダンジョン生成時、各フロアで稀に鍵付きの檻が登場する場合がある。檻の中にいる囚人はシルバーキーが1つあれば助け出すことが可能で、助け出したすことでDトークンのボーナス獲得に加え、一緒に戦ってくれるようになる。

囚人は最大で3人まで連れて歩くことが可能で、ショットを撃つ際に連れている人数分低威力の弾を同じ方向へ同時発射する。お助けキャラとしての囚人は敵の被弾判定もないため実質無敵という特徴を持っているが移動時に地形に引っかかり易いので、戦力として有効活用したい場合は上手く誘導しよう。

ただしダンジョンからの生還、死亡を問わず外へ出た時点で効果は失われるので要注意。

 

リーパー

各フロアでは5分という探索の制限時間が設けられている。時間をオーバーしても活動は可能だが、オーバーした時点でリーパー(死神)が登場。プレイヤーを追いかけまわすようになる。

リーパーは触れるだけでダメージを負う上に不死身の身体を持つ、いわゆるフロア追い出し型のお邪魔キャラクターだ。万一登場してしまった場合、長時間逃げ回るのは不可能に近いので探索を早々に切り上げて、下層を目指して階段を探すよう努めたい。

なお、フロアのミッションの中には「リーパーに一発攻撃をあてる」といった条件が割り当てられる事があり、この場合はフロアの敵を全滅させた時点で出現する。性能は上記条件で登場するリーパーと全く同じなので深追いは禁物。直前に出口の位置を把握しておけば、スムーズに進行できるだろう。

 

ボスと討伐報酬

一定のフロア毎にボスエリアが登場する。ダンジョンは潜る度に構造が変化するがボスの強さやパターンは一定なので、何度も戦って動きを覚えて楽々討伐できるように慣れておこう。

討伐後には大量のゴールドに加えて宝箱が0~3つ出現。また、確定で1つ登場する巨大な宝箱からは多額のDトークンやハート、武器の設計図などが手に入る。

ボス討伐後はリーパーが登場するので、長居せずにすぐに次のフロアを目指すか、一度村に戻るならばマジックロープで迅速に脱出しよう。

 

フロアクリア/ステータスのアップグレード

各フロアをクリア(=次の階への扉へと進む)毎に、ステータスのアップグレード画面へと移行。ここではダンジョン内で稼いだ”ゴールド”を使って、各種特性のアップグレードを図ることができる。

各特性ごとのレベル上限は10で、どれを鍛えても何かしらのステータスは上がるため恩恵は大きいが、まずは最低限のライフの確保がダンジョン攻略においての最重要課題。初期状態ではHPが4(ハート1個分)しかない等の尖った性能のクラスについては、まずはなるべく欠点を補う方向で鍛えると良いだろう。

クラスを問わず、序盤フロアでの筆者的オススメはDトークンコンボを重視した振り方で、ダンジョン踏破の進行度も高めつつ1度辺りの探索での収穫を少しでも多くしようといった狙いによるスタイルだ。目安となるのはLV5位で、そこまで上げた後は残った分を随時足りない特性を補っていくと戦いやすくなるはずだ。

 

万一、ダンジョン内で死亡した場合は?

ダンジョン内で死亡した場合はその階が死亡フロアとして記録され、次回冒険以降に同じフロア内の何処かに墓石が建てられる。

これを破壊することで全開死亡した際に失ったDトークンを手持ちに加えてそのまま全額取り戻すことができる。多数の額を落とした際にはなんとしても回収しておきたい。

 

ショップ

冒険の拠点となる村ベンデルタウンでは冒険に出るクラスを選択可能な酒場以外にも以下の2つの施設が登場する。初めて村を訪れた際は扉が閉じられていて入れないが、どちらも冒険の進行に連れて、順に開放されていく。

 

マイラの道具屋/アイテム購入

各アイテムは商店のマイラが販売している。ダンジョンで稼いだDトークンはここでアイテムを購入するのに充てることもできる。本作の買い物は購入のみとなり、売却は出来ないので要注意。

マイラは全部で5種類のアイテムを販売しているが、後ろ2つは条件を満たさないと店頭に並ばない。

 

通貨名 価格 最大スタック数 効果
シルバーキー 1,000Dトークン 99 所有時、檻の前で鍵を開けて囚人を助けることができる。

ダンジョン内の宝箱で手に入る場合もある

レッドポーション 3,000Dトークン 3 リングメニューから選択して使用。HPを回復する
マジックロープ 200Dトークン 99 リングメニューから選択して使用。ダンジョンから一瞬で脱出できる。

ダンジョン内の小ボスから手に入る場合もある

マスターキー 4,000Dトークン 3 ダンジョンの深層に続く扉を開く

Tier1クリア後に開放

メタキー 40,000Dトークン 1 鍵付きの宝箱を開けられる(1度購入すれば無制限に使用可)

Tier2クリア後に開放

特に重要度が高いのがマジックロープ。冒険から初めて戻った際に商店のマイラからサービスで10個手に入れられるが、これがないと死んで戻る事になるので最低でも1個は常備しておこう。

シルバーキーやポーションは消耗品ながらも割と高額なので、最初はお試しで1~2個買っておいて余裕が出てきたら多めにストックしてきたいところだ。

 

鍛冶屋/武器製造とレシピ

鍛冶屋では鍛冶師のランモリアの手によって、武器の製造を依頼できる。鍛冶屋の利用を通して、製造済みの各種武器については自由に選んで装備することが出来るようになる。

ただし武器の製造には各武器の”レシピ”(上画像)と、製造費用として規定額のDトークンの両方が必要となるので、まずはレシピを手に入れるのが先決となる。基本的に高額なものになるほど性能も高くなるが、どの設計図が手に入るかに関してはランダム性が強く、狙って手に入れるのは難しい。

ゲーム中の主なDトークンの使い道は、クラスキャラの開放とこの武器製造に充てられることになる。キャラの更なる強化のためにもどんどんダンジョンに挑んでガッツリ稼いでいこう。

 

ダンジョン内のギミック

 

各フロア毎に特徴的なトラップ要素が登場する。以下では代表的なものを紹介。

 

爆薬

煌々と光を放つ火薬樽はショットで破壊すると周囲に爆風を巻き起こし、近くにいたプレイヤーや敵にダメージを与える。

序盤で頻出することもあって、無差別にショットを撃ちまくっているとうっかり被爆しやすいトラップの1つ。近距離では絶対に破壊しないように心掛けたい。

 

トゲ床

突起が見える床を踏んだ途端トゲが競り上がってきて、ダメージを受けてしまう。比較的ダメージが大きいため、交戦中などに気が付かずに踏んでしまいやすい。

一度現れたトゲ床は踏んでも大丈夫なので見分けやすくなるが、なるべく出現させたくないトラップだ。

 

クモの巣

ダンジョン内に張られたクモの巣は、その間を潜りぬける際に移動速度が著しく低下する。

これ自体には接触してもダメージはないが、重なっている間は速度低下によって敵の攻撃の回避が困難となってしまう。狭い通路や広間であっても多数張り巡らされているような状況下では特に注意しよう。

 

溶岩石

溶岩石の熱気によって大ダメージを受ける。

周囲への影響力がないシンプルなダメージ床といった扱いではあるが、接触によるダメージはかなり大きい。周囲の景色に溶け込んだ見た目をしているために見辛いことが最大の難点だ。

 

プレイ後の感想

「Demon’s Tier+」はスタンダードな”ツインスティックシューター+ローグライクRPG”といった内容だが、抑え気味の難易度にコンパクトなゲームボリューム、シンプルな操作システム&ゲームルール、とカジュアルな要素が揃っていて非常に遊び易い。

90年代風アニメタッチのキャラクターとドットグラフィックもキャッチーで王道的なゲーム内ストーリーとも無理なく噛み合っており、ダンジョン毎の区切りも冗長過ぎないためテンポ良くゲームを進めることができる。冒険者たちの活躍は会話デモパートを通して語られ、各クラスキャラクターの個性やチームの一体感を表現する上での補足要素としても効果的だ。

 

その反面プレイ中の難点も一部あり、特にゲーム全体のエフェクトの影響も絡んで物陰に隠れたキャラクターやアイテム(箱を開けるために必要な鍵も含む)が半透明化した状態で画面内に表示されるのは賛否両論点でもある。ちょうど物陰という死角に出現した鍵などは特に見落としやすく、これについてはドロップするエリートモンスターを倒す位置をある程度工夫して自衛する必要がある。

2020年代においてローグライク形式のゲーム作品はインディーゲーム界隈を中心に多数のタイトルが溢れかえっている状態で、同ジャンルが好きな方なら複数のタイトルを片っ端からプレイしているだろう事は想像に難くないが、本作「Demon’s Tier+」は遊び易さにおいてかなり高い水準をもった作品だと筆者は感じられた。

 

同じディベロッパーの製作タイトル「Riddled Corpse EX」、「ゼノンヴァルキリー」(「Xenon Valkyrie」)と併せてセール対象になることも多いタイトルで、特徴的なドットグラフィックにはどことなく安心感をも抱かせる。

カジュアルながらも遊び応えのあるローグライクを楽みたい方は、本作「Demon’s Tier+」を是非お試しあれ。

 

評価

 

個人的スコア(10点満点中) .0

 

良い点

  • Rスティックを任意の方向に倒すだけの簡単操作な攻撃アクションが、ゲームシステムに爽快感を生み出している
  • 6種類+αの豊富なクラスと武器製造による強化要素など、一定のやり込み要素を備えている
  • 死亡時のペナルティが控え目なため、ローグライク初心者にも優しい難易度

 

惜しい点

  • 物陰に隠れた敵やオブジェクトが視認し辛い
  • 全編通してエリアボスの攻撃が単調気味で、強敵らしい圧倒感に欠ける
  • 隠しクラスの性能がかなり高めに設定されており、良くも悪くもゲームバランスを崩すレベルになっている

 

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