「LUFTRAUSERS」 ~一機入魂、敵機殲滅! 渋さ全開の2Dフライトシューティング

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基本情報

 

タイトル LUFTRAUSERS
対応機種 Steam/PlayStation3/PlayStation VITA
販売/開発 Devolver Digital/Vlambee
発売日 2014年3月19日(Steam版)/2015年2月19日(PS3/PSVITA版)
対応言語 英語
備考 PSPlus2015年2月フリープレイ対象タイトル。PSVITA版はVitaTV対応

 

作品概要

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「Luftrausers」はオランダのメーカーVlambeer社が開発を手掛けた、空戦をベースにしたシューティングゲーム。ゲームボーイ作品を想起させるモノトーンカラーで彩られた8bit風ゲームのヴィジュアルがまず目を惹く本作。

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プレイヤーはたった1機の戦闘機を操り洋上を旋回飛空しながら、敵戦闘機や戦艦など空と海の敵をひたすら撃墜していく― といったシンプルなゲーム内容。サイドビュー形式で空と海面を舞台に、360度方向への自由な画面スクロールとループステージ方式で激しくスピーディーな空中戦が展開していく。

 

ゲームの特徴

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「Luftrausers」のゲームの流れは、出撃と戦闘を繰り返すだけ、と非常にシンプルであり1回のプレイは大体の場合数分程度ととてもコンパクト。2Dタイプのシューティングゲームとしては本作の操作感はやや独特で、基本的に自機は出撃後、操作がニュートラル状態のままだと自動で一直線に飛行を行い続ける。(*ただし、装着しているパーツによっては挙動が異なる場合もあるので要注意)

Lスティックを傾けると左右への旋回を行い、一方向に傾けっぱなしにしておくことでそのまま円を描くようにグルグル飛び続けることができるので、敵機の攻撃の回避にはこのアクションを駆使していこう。

L1/R1ボタンのどちらかを押す事でロケットブーストによる瞬間的な加速が発動。敵弾の回避などに少しだけスピードを上げたい時などに利用すると有効的だ。

 

攻撃に関しては、出撃前に選択した武装1種のみで戦うことになる。こちらも武器パーツ毎に特徴がハッキリ分かれるので、出撃前に挑戦レベルに応じたものを事前に吟味しておくのが重要だ。

本作では並の敵の攻撃ならば一発食らってもミスとはならず、自機のボディパーツ毎にシールド耐久度が変化するといった特徴がある。シールドはショットを撃たなければ自動で回復していくので、素早く回復したい場合はショットを撃つのを緩めると良い。体当たりによっても敵機にダメージを与えることができるので、耐久度の高いボディを使っているならば起死回生の手段として特攻を駆使するのも良いだろう。

 

Luftrausersにおける操作は概ね以上の通りで、コントローラーで使用するのはスティックとボタン2つのみ、とこの上なくシンプル。しかし、それゆえに純粋にプレイヤーの操作の腕前が問われるストイックなゲーム性となっているとも言えるだろう。

 

難易度について

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本作難易度は「レベル」と表記され、上昇するにつれて敵の攻撃が激化する。レベルはプレイヤー側が自由に選ぶことはできず、パーツの充実に添って一旦上がった後は上がりっぱなしとなる。

そのためそのまま続けてプレイしていると、最終的には最高レベルでの常時プレイを余儀なくされる一方で、自機パーツのコンプリートを意識する場合は取得条件要素も加わって中々容易にはいかない。

プレイヤーと敵側のパワーバランスが比較的ハッキリしており、本作の自機操作のクセの強さも手伝って、まずは操作に慣れない事には敵機の攻撃を長時間避けきるのは難しい傾向にある。

 

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最高難度では取り分け敵の攻撃も激しく、そのため撃墜されるのが早ければ1回のプレイ時間は1分に満たないこともしばしばだ。その分本作はプレイのテンポが良く、撃墜されてもよしもう一度…と再チャレンジもし易い。ひとたび遊び始めるとリトライを繰り返す、不思議な中毒性のある作品となっているのだ。

 

ブリッジでのセットアップ

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出撃時、「特定の機体を〇〇体倒す」(英語表記)などの様々な内容の条件が課せられるが、これらは自機用のパーツの解放条件になっており、達成することで解放、以降自由に使うことができるようになる。

中にはクセの強い武器やエンジンブースターなども存在するが、局所的に活躍するものもちらほら観られるので、ひとまずは使用感の確認も兼ねて解放ごとに片っ端から試してみると良い。

 

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出撃前のブリッジにて解放したパーツを組み合わせ、ミッションに適した武装にカスタムすることで、直前の装備では歯が立たなかったレベルでも攻略に向けてのハードルが下がるかもしれない。色々組み合わせを試して、最適な装備を見つけてみよう。

 

プレイ後の感想

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兵器のヴィジュアルなどに関しては前時代的で、やや20世紀前半のような趣があり、ゲーム内容もシンプルでクラシカルな本作。まず印象的なのはプレイ時の”旋回”という操作方式により、自機を真直ぐ飛ばしにくいという独特の操作感。十字キーやスティックによる一般的な移動操作方式が馴染んでいればいるほど、本作では慣れない内はその操作に戸惑うことになるだろう。

各レベル攻略のカギは、まずは旋回の操作感覚に慣れる事。自機のボディ毎の耐久度を熟知してシールドを賢く使うことと。各レベルに適した武装の組み合わせを行う。といったところだろうか。取り分け旋回操作に関してはどうしてもクセが強いだけに使いこなすのは大変だが、本作を遊びこむ上では是非マスターしておきたい。

クラシカルでストイックなシューティングゲームである、という点については全くブレがない作品となっているので、ビジュアルなりゲーム面なりで琴線に触れたという方はまずはプレイしてみよう。

 

 

評価

 

個人的スコア 6.5(10点満点中)

 

良い点

  • モノトーンの渋い色調のビジュアルが本作のストイックさを強調
  • 武装や機体の組み合わせ、コンボシステムなど、数々のシステムがプレイに奥深さを持たせる
  • 1回辺りのチャレンジ時間は短いが、硬派でストイックで濃密な空戦を楽しめる

惜しい点

  • ゲーム側の操作設計上、機体を真直ぐ飛ばすのが困難。楽しくプレイする上での最初の壁としてプレイヤーに立ち塞がる
  • 戦艦が全体的に硬く、上記問題も絡んで慣れない内は一隻落とすのさえも難しく映る
  • 全面がモノトーンカラーである事が原因で、敵弾や爆風が激しくなるに連れて自機を見失いやすくなる。(※感じ方に個人差はあるが必要に応じてゲームカラーを調整することで緩和する場合も)

 

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