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基本情報
タイトル | カプコン ベルトアクション コレクション |
機種 | プレイステーション4/Nintendo Switch/X-box ONE |
開発/販売 | カプコン/CAPCOM U.S.A. |
発売日 | 2018年12月7日(パッケージ版) |
プレイ人数 | 1~4人(タイトルにより変化) |
備考 | CEROレーティング判定:B(12歳以上推奨)。オンライン協力プレイ可能 |
商品概要
「ファイナルファイト」、「天地を喰らうⅡ」などに代表される、”マルチプレイで協力しながら横方向へと進んでいくアクションゲーム”。いわゆる”ベルトスクロールアクション“というゲームジャンルは特に1980年後半~1990年後半において長らくアーケードゲームで人気を博したジャンルでした。
本稿で紹介する「カプコン ベルトアクション コレクション」ではタイトル通り、カプコン製のベルトスクロールアクションの代表タイトルを計7本収録。収録タイトルの中には過去に家庭用移植が成された作品も見られますが、今回初移植のタイトルもあり、同ジャンルのディープなファンには見逃せません。
収録タイトル
ファイナルファイト
ザ・キングオブドラゴンズ キャプテンコマンドー ナイツ オブ ザ ラウンド 天地を喰らうⅡ* パワードギア*(家庭用初移植) バトルサーキット(家庭用初移植) |
(*は日本版/海外版併録)
多数のタイトルを扱った紹介となるため、本記事では全7作品をそれぞれステージ3まで簡単に紹介して参ります。
ファイナルファイト
カプコン製ベルトアクションと言えば絶対に外せない一作が本作「ファイナルファイト」。
元は「ストリートファイター’89」のタイトルで同名格闘ゲームの続編として企画されていたという本作ですが、途中でタイトルが変更となってリリースされました。
操作は奥行きのあるステージを8方向に移動しながらの打撃、ジャンプの2ボタンアクション方式。
2つのボタンを同時押しすると緊急回避も兼ねた必殺技を繰り出すことができます。(命中時にはライフを一定量消費)
敵に向かって近づくことで掴みかかり、投げ技などの特殊攻撃へと派生する一連のアクションも攻略には欠かせない重要なテクニックです。
市長マイク・ハガーが治める超犯罪都市メトロ・シティ内で、彼の一人娘ジェシカが暴力集団マッドギアによって誘拐されるという事件が発生。
ハガーは友人である青年コーディとガイの協力を得て、ジェシカの奪還へと向かう― といったストーリーです。
ステージ1「スラム街」開幕時に挿入されるデモシーンより。
ステージボスのダムドと取り巻き。その傍らには攫われたジェシカの姿も。
てっきり何処かに監禁してるのかと思いきや、あえて見せつけに来る余裕の態度。
この後、奪還組が目の前のドラム缶を破壊するまでが、開幕デモの流れです。
さて本作の紹介を軸に、ベルトアクションゲームの基本ルールをご紹介します。
ベルトアクション作品の共通点は大まかには以下の通り。
■1人用プレイ以外に2~4人での協力プレイが可能(同時プレイ人数は作品による)
■基本的に各ステージは左から右へと進行(一部例外もあり)
■特定のポイントで敵が複数出現。制限時間内に全て倒すと先に進むことができる
■各ステージの最後にはボスキャラ(+取り巻き)が登場
■プレイヤーの基本攻撃はキャラ毎に異なるが、大体は打撃、剣撃などの近接攻撃
■各キャラ共に緊急回避を兼ねた必殺技を所持。使用時はライフを一定量消費
(作品によってはメガクラッシュタイプのアイテムが登場するパターンもあり)
■オブジェクトを破壊することでボーナスアイテムやライフ回復アイテムが出現
■コンティニュー時は基本的にその場復活(作品によってはキャラの再選択も可能)
ベルトアクションは基本的に難易度は高めに設計されているものがほとんどで、相当慣れていない限りは先に進むには連コイン(連続コンティニュー)は必至です。
(元々はアーケードゲーム用に作られたジャンルということもあって、連コイン必至な高難度=お店の収益率を上げる意味合いもあると思われます)
ファイナルファイトでも道中、ゴミ箱や電話ボックスなど色々なオブジェクトが所々に設置されていますが、これを壊すと様々なアイテムが出現。
スコアアップとなるボーナスアイテム、ライフ回復アイテムとなる各種食べ物に加えて、ナイフ、日本刀、鉄パイプといった武器まで、その中身も様々です。
計画的に壊してアイテムを駆使していくのが攻略のポイントと言えるでしょう。
突進攻撃が強烈なビルブル達が登場する地下道を抜けてー
先程ジェシカを脇に抱えていたダムドが待つサブウェイ入り口前に到着。
彼がステージ1のボスです。
ダムドはステージ1のボスらしくあまりアクティブな攻撃パターンではないですが、ライフが残り少なくなると、手下に任せて自分は手すりに座って高みの見物をしゃれ込むという行動に。
本作のボスはライフゲージが少なくなると、攻撃パターンを変えて来るボスが多いですが、ダムドもその一人。
ステージ1からいきなり気が抜けません。
そんなこんなでダムドを倒し、次のステージへ。
ステージ2「地下鉄」では、ガードの硬いスラッシュ/アクセルや、アクロバティックな動きで翻弄するニューハーフ*のポイズン/ロキシーなどが初登場。
(*ポイズンについては登場作品ごとに性別設定が異なります。)
他の敵と混合で多数登場すると非常に厄介です。
車両内でもストリートファイト。
一般人など一人も乗っておらず、登場するのは全てマッドギアの配下の者たち。
遠慮はいらない。まとめてかかって来い!
先頭車両での戦闘を終えると、車両が停止して停車駅へと降りていきます。
ちなみにこのタルの上は安全地帯で、しばらく放置しておくと勝手に車両が止まってクリアとなります…。(その場合は、足元のタルの中身は取れませんが)
地下鉄を降り、地下プロレス場へと向かう道― ここにもマッドギアの配下が。
普通にやってると割とこの辺で残機が無くなって力尽きやすいんですよね…。
地下プロレスの対戦相手ソドム。彼がステージ2のボスとなります。
日本刀を両手に居合斬りで攻撃してきますが、うっかり食らうと大ダメージ。
ダウンを奪えば日本刀を落とすので、素早く拾って刀で反撃!
ステージ2と3の間にはボーナスステージが挿入されます。
カプコンのアクションゲームではもはやお家芸とも言うべき車破壊。
3箇所の破壊ポイントを徹底的に壊して、狙えパーフェクト!
全部壊すと、所有者(?)がやってきて…
OH! MY GOD!!(ボイス付き)
と、嘆く姿を見られます。
車の持ち主からしたら、理不尽極まりないボーナスステージですね…。
ステージ3「ウェストサイド」。怪しい雰囲気が漂う夜間の歓楽街が舞台です。
日本刀片手にバーへと殴り込み。
一般客もいるのに、この姿はおっかないことこの上ないですね…。
ひとしきり暴れたところを掴まれ、金網リングへと連行されていきます。
ここではF.アンドレ、G.アンドレのアンドレファミリーと戦う羽目に。
(2人プレイ時はここにU.アンドレが追加され、合計3名になります)
一方向にまとめて、落ちている武器で一方的にハメ倒すのが比較的楽な倒し方です。
金網リングを突破し、バーの裏口から脱出。
その先ではゲリラ兵のような姿をしたナイフ使いのハリウッド/エルガドが登場。
彼らが登場する際はナイフ獲得のチャンスですが、攻撃が嫌らしいので要注意。
不良警官エディがステージ3のボスです。
警棒による打撃がメインの攻撃方法ですが、ライフが残り少なくなると拳銃オンリーでの攻撃に切り替えてきます。
この時のエディは移動速度が上がって追いかけにくいので、上手く動いて掴みからの派生による攻撃を繰り出すのが比較的有効です。
ちなみに本ステージには、エディが登場時に吐き捨てるガムを拾うと体力を回復できるという小ネタがありますが…正直、毎回躊躇われます。(苦笑
といったところで、本作のステージ紹介はここまで。
ファイナルファイトは家庭用移植が何度も行われていることもあり、カプコン製ベルトアクションの中では、取り分けメジャーな作品として取り上げられることが多いです。
なんといっても大きなキャラがグイグイ動いてストリートファイトを繰り広げるそのゲームビジュアルは、当時の水準としてもかなりのインパクトだったはず。
CPS1システム全タイトルを含めても恐らく人気では上位に入る作品でしょうね。
コーディ、ガイ、ハガーは基より、マッドギア側のキャラも他作品で再登場を果たしている者が多く、ここからも本作の人気の高さが伺えます。
ザ・キングオブドラゴンズ
「ザ・キングオブドラゴンズ」は剣と魔法とドラゴン、とファンタジー世界には欠かせない要素が詰まった王道の世界観で展開するベルトアクションです。
操作は攻撃とジャンプのみの2ボタン式なシンプルなアクション。
同時押しによる魔法攻撃も備わっています。
またRPGらしくレベルアップシステムを搭載しており、スコアによってレベルが上がっていく仕組みになっています。
またステージボスを倒すことで、各キャラの使用武器を最大で8段階まで強化することが可能です。
5種類の職業から1人を選択してスタート。最大3人同時プレイが可能です。
今回はエルフを選択。
弓によるリーチの広さをウリとする一方で、攻撃力/守備力、レベルアップの速さは5キャラ中最下位、と非常にクセがありますが、個人的な好みでのチョイスです。
ステージ1は森の道からのスタートとなります。
早速前方に宝箱を確認。
ずんずん先に進んでいくと、武装したオーク達が多数出没。
エルフならではの弓術で一網打尽! 金貨袋も見逃しません。
ステージ1ボスとなるORK KING。
両手に持った鎖鉄球で離れたところからでも攻撃してきます。
間を上手く掻い潜って攻撃を仕掛けていきましょう。
幸いエルフなら遠隔攻撃が可能なので、まだ戦いやすい?
無事に撃破。しかしこっちも結構ダメージをもらってしまいました。
次のステージで早めに回復アイテムを欲しいところです。
ステージボス討伐後には、画像のように上位レベルの武器が手に入ることがあります。
とはいえ、ステージが進む毎に相対的にステージの敵も強くなっていくので、強化されたのかどうか体感し辛いのですけどね。(涙
ステージ開始前には画像のようなワールドマップのデモが挿入。
ステージ2「TREASURE IN AN OLD CASTLE」。
訳すると「古城の宝」といったところですか。
そんなステージ2でものっけから武装したオークが多数出現。
地味めな色合いの景観に比して、オーク達の緑の肌はよく映えます。
ステージ2ボスMINOTAUR。
牛頭人身の魔獣ミノタウロス。当ブログでプレイ記事掲載中の海外ゲーム作品「Titan Quest」でも登場していますが、神話問わずに有名な怪物だけあってか本作でもバッチリ登場してます。
大型の両刃斧を振り回し、頻繁に大ジャンプ→着地時の衝撃波で攻撃、といったパターンで襲ってきます。
ライフが半分を切ると、床が崩れてステージが変化。後半フェーズに。
ここからも足掻いてきますが、戦い方に特に変化はありません。
ステージ3「BATTLE ON A MOUNTAIN PEAK」(山頂の戦い)
道中は岩山にて山頂を目指しながら戦いを繰り広げていきます。
にしても画像では相変わらずオーク達…そろそろ違う敵が見たい。(笑
(撮影したスクリーンショットがたまたまオーガばかりなだけで実際には色々出現します)
山頂で待ち受けるのはステージ3ボスWYVERN。
飛翔と降下、ファイアブレスを繰り出し翻弄してきます。
地上にいる限りは攻撃を当てるチャンスがほぼないので、思い切ってジャンプして攻撃していきましょう。
といったところで、本作のステージ紹介はここまで。
全16ステージから成る本作の旅は、まだまだここから盛り上がっていきます。
ザ・キングオブドラゴンズは当時、ストリートファイターⅡがヒット真っ最中の頃、近所の今は無き玩具屋に並んで筐体が置かれていたのをプレイしたっきりだったのですが、いやはやとても懐かしいです。
ゲームデザインもルールも、題材となる王道ファンタジーな世界観も、この上なくコテコテでシンプルではあるのですが、逆にそれが遊んでて心地いいのですよね。
以前から雰囲気が同社のベルトアクション「Dungeons & Dragons」シリーズ(以下「D&D」)に似ているな、と思っていたのですが、調べてみたら本作は
「当初、D&Dのアクションゲームとして作られていたが、(D&Dの)原作側から版権許諾が下りなかったため、オリジナルタイトルとして作られた」
といった事情があったようです。なるほど。最初からD&Dとして作られていたのなら、似ているのも当然ですね。
後年正式にカプコンから登場した「Dungeons & Dragons」シリーズと比べると、システム的にはまだだいぶ簡素ではありますが、プロトタイプ的な位置づけのタイトルといった意識で臨んでみるのも一興な作品だと思います。
キャプテンコマンドー
西暦2026年、宇宙に蔓延る”犯罪超人”達の一掃を使命として結成された、「コマンドーチーム」の活躍を描くクライムアクション作品です。
操作は攻撃&ジャンプの2ボタン式。
2ボタンの同時押しで緊急必殺技であるメガクラッシュを放てます。
また同社のベルトアクション作品においては本作ではダッシュ操作が追加されており、これによってアクションの幅がより広がっています。
プレイヤーとなるコマンドーチーム。
リーダーとなるキャプテンコマンドーを筆頭に、フーバー、翔、ジェネティーの4人から1人を選択してゲームスタート。
なお収録作品では唯一、最大で4人まで参加可能なタイトルです。
ちなみにニンジャコマンドーである翔は”武神流忍術の伝承者”という設定で、ファイナルファイトのガイとは同門という関係になります。
今回はキャプテンコマンドーを選択しました。
ステージ1「CITY」。
市街地にて犯罪超人達を相手にストリートファイトを繰り広げていきます。
怪人然とした装束の戦闘員「WOOKY(ウーキー)」を蹴散らしていきましょう。
ウーキーが乗り込むパンチロボットを強奪して搭乗。
ベルトアクション作品によってはこういった乗り物が登場する作品もあります。
乗り物は基本的に「簡単攻撃でダウンを奪いやすく、移動も快適」という特徴を持つので、見かけたら積極的に載っていきたいところ。
と、乗り物の紹介になってしまいましたが、右手に映っている敵がステージ1のボスとなる「DOLG(ドルグ)」です。
元アメリカンフットボーラーで、大きな体格を活かしたタックルや投げ技、防御技を得意としています。
パンチロボットや各種重火器を駆使してどうにか倒せました。
しかし1面から難しいですね…全く気が抜けません。
ステージ2「MUSEUM」
恐竜の化石が印象的な博物館が舞台となるステージ2。
ナイフ使いのSKIP(スキップ)/SONIE(ソニー)や、ラバースーツ姿の女性兵CAROL(キャロル)/BRENDA(ブレンダ)など、登場する敵もステージ1に比べて多彩になっています。
化石コーナーから、何やら鍾乳洞を模したコーナーへ。
背景には洞穴を住処としていたと思しき原人?のモデルの姿も。
ステージ2のボスSHTROM.Jr(シュトゥルム.Jr)。
たてがみが特徴的な爬虫類タイプの獣人で、ボウガンとドロップキックを駆使してきます。
特にボウガン攻撃はファイナルファイトのラスボスであるベルガーを彷彿とさせるもので、同一線上に並ぶと一直線に連射して来るため近付くのも一苦労です。
ステージ3「NINJA HOUSE」。
いわゆる「勘違いNIPPON」を想起させるステージ名ですが、ステージ内でも(主に敵デザイン面で)怪しさ炸裂のNIPPONワールドが期待通り(?)展開していきます。
MARDIA(マルディア)(画面右の赤髪のキャラ)は掴み技メインの攻撃を繰り出してくる筋肉質な女性タイプの敵キャラで、混戦時には非常に厄介な相手となりえます。
赤装束の忍者KOJIROU(コジロウ)と鎧装束に刀で武装した中ボスMUSASHI(ムサシ)。
回復アイテムもステージの雰囲気に合わせてか、海老天丼に…。
そして歌舞伎役者のような姿のステージ3の本ボスYAMAYO(ヤマト)。
MUSASHIと同時に登場します。
薙刀風の武器で範囲の広い攻撃を行うばかりでなく、ライフが少なくなると忍者を召喚してきたり、と一筋縄ではいかない相手です。
なお、薙刀で斬られてワンミスとなった場合は、身体が真っ二つになる死亡演出へとなりますが、これがちょっぴり屈辱的だったり。
手ごわい相手でしたがどうにか撃退しました。
ステージはまだまだ続いていきますが、ひとまずステージ紹介はここまで。
私自身はキャプテンコマンドーは先に紹介した2作に比べると稼働当時に遊んだことはなく、実際にプレイする事が叶ったのは家庭用への完全移植も珍しくなくなった後年になってからなのですが、体感では結構難しいベルトアクションという印象です。
なお、作中の時代設定は西暦2026年となっていますが、本記事を書いている現在、2026年まであと8年もありませんね…。
西暦20XX年― のような近未来が創作物の時代設定としてよく使われていた、かつての年代はもはや昔になりにけり、でしょうか。
ナイツ オブ ザ ラウンド
KNIGHTS OF THE ROUND、「円卓の騎士」を意味するタイトルとなる本作は、中世で有名な「アーサー王物語」の世界観が舞台の西洋ファンタジーアクションです。
アーサー王と言えば欠かせないアイテムが聖剣エクスカリバーと聖杯の2つですが、作中では聖杯を探して各ステージを駆け抜けていきます。
アーサー王、ランスロット、パーシバルの中から1人を選んでスタート。
今回はアーサー王を選択しました。
ステージ1「戦火の村」。
冒頭から現れる兵士を相手に、早速エクスカリバーでアクションの確認としゃれ込みます。
本作では進行中ところどころで残り時間表示が現れますが、よほどのんびり進まない限りはかなり余裕はあります。
一般兵にあたる敵キャラSOLDIERは、先ほどの赤と青の装飾の鎧のものと、鉄仮面で武装したものとの2タイプが登場。どちらも短剣で攻撃してきます。
しかし、雑兵相手にも容赦なくアーサー王は聖剣で立ち向かいます。
ステージ1ボス SCORN。
いかにも中世といった甲冑姿の出で立ちで、自慢の槍でリーチを活かした攻撃をしてきます。
初ボス戦を討ち破り、ステージ1クリア。
本作の操作感にまだ不慣れなだけなのかもしれませんが、ステージ1からなかなかの難しさです。
ナイツオブザラウンドでは、ステージクリア毎に道中で獲得した経験値(スコア)を清算し、レベルアップが行えるシステムを採用しています。
攻撃力がアップするという特典以外に、一定レベルに到達すると外見も豪華になっていきます。
ステージ2「大乱戦」。早速多数の敵がお出ましです。
SWORDMAN、MASKMANなど、村で登場した敵よりも厳つい見た目のものが多くなっており、いよいよ戦いも本格的に始まったと言わんばかり。
ハルバードを装備した恰幅のいい戦士のFATMAN、鳥の頭が特徴的な甲冑姿のBIRD MANなど、敵兵のデザインは実にバリエーション豊か。
馬に乗った大きな戦士はBUSTER.S。色違いキャラが何タイプか存在します。
敵の馬を奪って進撃開始!
騎乗時の攻撃は移動ボタンをどの方向に入れていても正面を向いたままの攻撃になりますが、×ボタンを押す事で前方、正面の向きを変える事ができるのでこれを駆使していきます。
レベル3になった時点でアーサー王の外見が鎧姿へとパワーアップ!
この当時の作品でプレイヤーキャラの見た目が変わるベルトアクションってとても珍しいですね。
この先もレベルアップごとにまだまだ見た目は変わっていくのだろうな、と思いますがフルプレート姿は強者感も強く、ストレートにカッコイイです。
そうしてステージ2のボス「BRAFORD」が青い馬に乗って登場。
いざ尋常に勝負! って雰囲気のアーサー王の立ち姿もたまりません。
BRAFORDは生憎と馬から引きずりおろす事はできないので、馬ごと討ち破ります
雑兵を全て倒し、いよいよ一騎打ち。勝負の行方は―
ステージ3「城砦の攻防」。
うーん。右を見ても左を見ても甲冑だらけになってきました。鎧好きにはたまらない光景?
城門前での攻防が展開。
BIRDMANとMASKMANの連携が手強いです。
レベルアップ!と同時に城門も開きました。いざ、城内へ!
巨大な虎MAD TIGER2体に襲われてしまいました。
誰だっ、虎を放し飼いにしてるのは…!
単に外敵用にと訓練されている虎なのかもしれませんが、従えてる側も怖いでしょうに…。虎ですよ?虎。
純粋な敵キャラクターで、生憎と乗ったりはできないのが残念なところです。
そして王の間には…不自然な程にお宝がたくさん。
罠っぽいなあ、と思ってたらなにやら上空に何者かの両脚が…
上空から舞い降りてきたのは、ステージ3ボス「ARLON」(アーロン)。
メイスと鉤爪というマニアックな武装をしてますが、本作のラスボス「ガリバルディ」の弟だそうです。
王冠にフルアーマーという見た目が強烈なインパクトを放っています。
ちゃっかりこちらも先程のお宝でレベルアップして見た目が変わっていたりします。
パワーアップしたアーサー王の力、見せてくれよう!
そんなこんなでARLONを撃破。
アーサー王の戦いはまだまだ続きます― といったところで本作の紹介はここまで。
本作ならではの特徴を挙げるとなると、やはりレベルアップによって見た目が変わるシステムでしょうか。
装備が豪華になるのは、それだけプレイのモチベーションを高めてくれる効果も大きいと思います。
ナイツ オブ ザ ラウンドは中世の伝記がモデルということもあって、全体的に重厚な雰囲気で迫るベルトアクション作品です。
爽快感溢れるセンスをふんだんに含んでいる他収録作品に比べるとやや地味に映るかもしれませんが、それゆえにオンリーワンな魅力がある1本と言えるでしょう。
天地を喰らうⅡ 赤壁の戦い
週刊少年ジャンプ掲載、本宮ひろ志原作による同名漫画がモデルとなるゲーム作品。
「天地を喰らう」は日本でも長年において人気を誇る中国の時代小説「三国志演義」をベースにした漫画作品です。
複数のゲームハードにて同名のゲーム化作品が登場していますが、アーケードゲームの方は純粋なベルトスクロールアクションとして、取り分けその続編となる本作「Ⅱ」が根強い人気を保っています。
本作アーケード版に関しては、過去にはセガサターンにも移植されています。
ある日、劉備玄徳の下に「曹操が率いる魏の軍勢100万が蜀へと攻め込んでくる」と報せが届きます。
しかし軍師、諸葛亮孔明は有事に備えて武将を選別していました。
ということでキャラ選択に。
関羽、張飛、趙雲、黄忠、魏延の5人の中から1人を選択します。
構えや武装で大体どういう性能のキャラなのか想像がつき易いのはいいですね。
今回は関羽を選択。
何気に彼、初期ハイスコア状態だとプレイ回数ランキングがワースト1位だったりします…。
ROUND 1「博望坡(はくぼうは)の戦い 一」。
登場直後からいきなり騎乗状態という、ちょっぴりブースト状態でゲームはスタート。
関羽と言えばお馴染みの武器である青龍偃月刀が象徴的です。
キャラ毎に特定のレバー操作とボタンの組み合わせで色々技が出せる本作ですが、騎乗時でも豪快な技を繰り出せます。
多数を相手にも一網打尽!
ROUND 1のボス「李典」が登場。
1面ボスということでライフは少な目。リーチが長めの槍で突進や、棒高跳びのような攻撃を繰り出してきます。
周囲には回復アイテムも置かれているので、ちょっぴりピンチな時も安心。
複数の技は持ってはいますが、動きは比較的おとなしいので練習台と思って好きな技を叩き込んでやりましょう。(笑)
「敵将 李典、討ちとったりぃー」
アーケードゲーム「天地を喰らうⅡ」の印象的な要素の1つといえば、なんといってもこのボイス演出付きの勝ち名乗りシーンです。
ステージボスを倒すたびに言うので、だんだんクセになってくる…かも?
ROUND 2「博望坡(はくぼうは)の戦い 二」。
このラウンドからは弓を使う敵将が登場。
射撃一辺倒な攻撃だけするのかと思いきや、近寄ると近接でも弓で殴って攻撃してくるという斬新な弓使いキャラです。
ROUND 2のボスは隻眼の猛将「夏侯惇」。
最初は馬に乗った状態で登場します。
同時に現れる取り巻きが爆弾を投げてきたりして中々忙しないボス戦です。
1面ボスの李典と比べても、凄くアクティブな夏侯惇のメインの攻撃はフライングプレスで、戦い方がなんだかプロレス的…。
対する関羽もドロップキックで対抗…って、貴方たち武器で戦わないのかいっ。
とちょっとツッコミを入れたくなってしまったりも。
そんなこんなで夏侯惇も討ちとったりぃー。
大勝利を祝って、馳走が振舞われることに。
さあ今こそ、武将達の漢気が試される時!
天地を喰らうⅡのボーナスステージは、この一風変わったご馳走ステージです。
レバーをぐるぐる回しながらボタン連打で、時間内に平らげただけ得点が入る、といった内容のボーナスステージなのですが、DUALSHOCK 4ではちょっぴりやりにくいかもしれません。
ROUND 3「新野城」
冒頭はデモシーンから始まります。孔明の計略で砦内に火を放つ事に。
余裕綽々な態度を見せる魏の軍勢。
既に孔明の罠に嵌っているとは思ってもいない様子。
一方、これに乗じて関羽は砦へと向かいます。
道中、前方から転がってくる樽を破壊するとアイテムが出現。
こういうギミックはベルトアクションでは多いですね。回復アイテムが入ってるかもしれないので見逃したくないところです。
砦が近づくにつれ、守りも固くなってきました。
射撃も打撃もこなす弓手はROUND 3にも登場。他の敵と混ざると中々に厄介です…。
そして砦の中へ。
地面には何やら「取れ」と言わんばかりに主張する松明が。
とりあえず取ってみましょう。
松明を取ると同時に取り巻きと共に出現したのは、ROUND 3ボス「許褚」。
出現するなり孔明の火刑に巻き込まれて、ダメージを追ってしまってます…。ちょっと気の毒。
しかし、そんな罠などものともせずに起き上がってきます。
許褚はその巨体を活かして、フライングボディプレスや地を這うローリングアタックを駆使してきます。
体格の割りにはグイグイ動き回るタイプの巨漢キャラで、ライフゲージもかなり多め。
気合を入れてかかりましょう。
「敵将 許褚、討ちとったりぃー」。
取り巻きを含め、手ごわい戦いでしたがどうにかこうにかROUND 3もクリア。
戦いは益々激しさを増していきますが、本作の紹介はここまでといたします。
本作は「三国志演義」を原作に描かれた漫画「天地を喰らう」をベルトスクロールアクションに仕立て上げた作品ですが、コマンド入力での派手な特殊技による攻撃の爽快感や、武将達の力強いモーションとグラフィックは、正しく漢(おとこ)らしさに溢れる作風で、実にカプコンのゲーム作品らしいダイナミックなアレンジと言えるでしょう。
同社のベルトアクションというジャンルにおいては間違いなく”名作”に位置づけられるタイトルの1つです。
パワードギア
機動兵器ヴァリアントアーマーを駆り、サイボーグ兵達を相手に戦うブラッディアーマー部隊の活躍を描いたベルトアクション作品です。
これまで紹介してきた人間キャラを操作する作風だった収録作品から一転、本作ではパワードスーツタイプの機体を操縦するアクションゲームになっており、ロボットファンにも見逃せない作品になっています。
4タイプの機体&搭乗者から1機を選択してゲームスタート。
今回はJUSTICE / SVA-6L REPTOSを選択。
地球とライア星―
かつては争っていた2つの星ですが、平和協定を結んだ、物語は展開していきます。
通信によると、サイボーグ部隊の一掃とライア人の救出が今回任務の目的となるようです。
MISSION 1 「DESERTED TOWN」。
各MISSIONはいくつかのAREAで分かれており、1つ辺りのMISSIONの展開はテンポ良く進みます。
それぞれ制限時間が設けられていますが、よほどのんびり進まない限りはタイムオーバーにはなりません。
作中では搭乗者や通信による会話が展開し、これによって僅かながらもキャラクター達の個性が滲み出ています。
ステージ間ではメカニックのバーンズからの通信が入り、その後の展開に適したサブウェポンを支給してくれます。必要に応じて拾っていくといいでしょう。
特定の敵機を倒したり、貨物や箱などを破壊するとサブウェポンやアイテムが出現。
サブウェポンを手にするごとに、腕に装着するメイン/サブウェポンや脚部のパーツがそれぞれ変化します。
その都度、各エリアの敵構成に合った武器のチョイスが攻略の鍵となるでしょう。
バルカン砲、レーザー、ドリルアームなどのロボット的な火器/兵器が豊富なのに加えて、回復アイテムの方もスパナやオイルなど、機械のメンテナンスに適したものになっているのは面白いところです。
ドリルを景気よく突き出してくるエリア1終盤の敵機GAITS.D。
ここでこのドリルを奪って、次のエリアに持ち込みたいところ。
エリア2に入ったところ、宿敵アズラエル大尉が愛機WARLOCKに乗って登場。
作中序盤からいきなり大物が登場した感がありますが、このWARLOCKとは今後何度か戦うことになります。
大物との戦いだからといって、イベント戦にありがちな明らかに攻撃が通じず一方的になぶり殺されるといった戦いではなく、ちゃんと1面ボスとしてのボス戦です。
こちらのライフゲージが0になれば当然1ミスとなるので、気を引き締めてかかりましょう。
そうして、ブラッディーアーマー達に1本取られてしまったアズラエル大尉。
態勢を整えるためにこの場から引き下がっていきます。次に会う時はもっとパワーアップしてそうですね…。
という感じでMISSION 1クリアです。
アズラエル大尉との戦いを終えたのもつかの間、今度は地球で問題発生。
敵部隊が侵入してきたと言うニューヨークシティへと急ぎます。
MISSION 2「WIN BACK」。
横倒しになり瓦礫と化したビルの上を滑走しながら、敵機を排除していきます。
やがて舞台は格納庫内へ。
ヴァリアントアーマー(VA)相手に人間も怯むことなく戦闘に参加しています。
比較的サイズの大きいVAに比べて、人間は豆粒ほどのサイズなのが画像からも明らか。
体当たりするだけであっさりと倒せてしまうのですが、ちょっぴり気が引けます…。
水中専用機体AGMISSがMISSION 2のボスです。
タコを想起させる不思議なデザインですが、かなりの手ごわさを誇ります。
4連装ホーミングミサイル、タコ脚を回転させての攻撃など、その動きはかなりトリッキー。
動きにまどわされないよう、落ち着いて対処するのが望ましいです。
そうして手ごわかったAGMISSも討ち破り、MISSION 2もクリア。
休む間もなく、今度はロサンゼルスシティにて問題発生。
なんだか地球が戦場という時は、北アメリカが舞台となるのが多いですね。
MISSION 3「CHASE」。
「追跡」というサブタイトル通り、前半のエリア1は全編丸々強制スクロールのシューティング風な展開になっています。
一編隊を倒すごとに金塊が1つ落ちるので、これをしっかり回収しながら全機撃墜を狙い、パーフェクトボーナスを目指しましょう。
続いてエリア2は工場内部へと舞台が移ります。
ところで、サブウェポンを考え無しに取ってきたおかげで、オリジナルの武装が比較的スマートなREPTOSが、クローアーム&キャタピラと元の面影がほぼ無い姿に。
見た目はもはやスマートとは言えませんが…まあ、強ければ結果オーライということで!
地球侵攻軍のリーダーと思しき人物が搭乗する兵器「RAD」がMISSION 3のボスです。
多彩な重火器の武装による攻撃に加え、なんとこの戦車のような見た目で上空に飛び上がっての押しつぶし攻撃を行ってきます。
こっちももはや爆発寸前、といった状況でなんとか勝利することができました。
(実際はコンティニューしちゃってるのですが…)
MISSION 3もクリアー。というところで本作の紹介はここまでとします。
パワードスーツ風機体を操作できるのが大きな魅力となる、本格的なロボットSFベルトアクション「パワードギア」ですが、家庭用移植は今回が初。
登場機体の雰囲気が同社のロボット対戦格闘ゲーム「サイバーボッツ」を彷彿とさせますが、両作品間に直接的な繋がりはないようです。
OPデモを初め、随所で挿入される会話演出はストーリー展開を追いやすく、同時にキャラクターの個性を引き出す上でも一役買っています。
ホバーダッシュを標準搭載している各VAの操作感は実に快適で、サブウェポン換装によるバリエーション豊かな武器とそれを駆使した戦術の自由度は、これまでのベルトアクション作品からの正統進化と言えるでしょう。
バトルサーキット
20XX年の宇宙を舞台に、悪の天才科学者「ドクターサターン」の野望を巡って、これに対抗する5人の登場人物達の奮闘を描いたSFタッチのベルトアクションです。
本作では各ステージの敵を倒したり、オブジェクトの破壊で手に入るコインを貯めることで、ステージ間に登場するショップを通じて技を購入、習得することができるアップグレードシステムを搭載しています。
5人の登場人物から一人を選んでゲームスタートです。
今回はイエロー・ビーストを選択。
他のキャラもサイバーブルー、キャプテンシルバーといった具合に名前に「色」が入っており、どことなく戦隊ヒーローぽいノリを感じます。
ゲーム開始直後から”敵母船の撃破~カウントダウン開始”という、いきなりクライマックスな導入で開幕。
こう見えても1面なのです。
創作に登場する火星人のように肥大した頭脳を持ったこの人物こそが悪の天才科学者「ドクターサターン」です。
彼が連れているぴのぷという愛嬌のあるスライム風の生物と、いつも寸劇を展開しているのが印象的な敵キャラです。
ドクターサターンは宇宙船を沈められて自棄を起こしたのか、配下の者たちをけしかけてきます。
こうして操作チュートリアルも兼ねたステージ1の始まりです。
各アイテムに近づくと、簡単な説明が挿入されます。
意外と消えるのが速いので、毎回全文に目を通せないまま「あああ…」って過ぎちゃうのですよね。(涙
とりあえずジャンプ中A+Bで発動!!という部分をしっかりと覚えておきます。
A+B同時押しの必殺技(メガクラッシュ)でとどめを刺すと、背景が爆発する派手なフィニッシュ演出が入ります。
格闘ゲームなんかでは割とお馴染みなタイプの演出なのですけど、本作のそれは妙に笑いを誘う効果があるような気がしてなりません。(筆者は毎回笑ってしまいます
恐らくは全体的にキャラデザインがコミカルなのがその一因なのかも。
さて、そんなこんなでドクターサターンにお灸を据えてやりました。
一方ぴのぷの方はピンピンしてそうですけども。(笑
賞金首を捕まえたことを早速報告するイエロー。
賞金首の引き渡しと懸賞金の受け取りは毎回このハリーを通じて行われます。
ハリーの説明にもあるように、COINという表記と枚数を示す92が随分離れているのがちょっと気になりますが、これが獲得枚数を表します。
冒頭での説明通り、この会話デモの後はアップグレード画面へと移行します。
アップグレード項目は数種類ありますが、ステージ1終了直後では50~100枚でアップグレード可能などれか1つくらいしか引換られません。
とはいえ何か一つは覚えておきたいので、とりあえずこの→+A連打というものを買ってみることにします。
STAGE 2「悪の巣窟・ディスコでフィーバー!」
あ、悪の巣窟…。 ディスコがですか?
まあ背景を見ている限りでも、なにやら屈強で怪しいカラフルな異星人が立ち並んでますね…一見じゃ悪かどうかはわかんないですが。
青い肌の4本腕の怪人DORIANと一騎打ち。
よく見ると音符やコードが敵の周囲に浮き上がってますが、これはモデルとしての一面を持つイエロー・ビーストの技のエフェクトです。
そして先程アップグレードで習得した→+A連打による前方へのムチ連打。
ちょっぴり出しにくいのが難点ですがこれは痛烈!
ライフ減少のようなペナルティもないので、ガンガン使っていけます。
獣的なアクションに加えてエレガントな技も持つ辺り、彼女はカリスマ性がありますね。実際使っていて楽しいキャラです。
「ハッロォォォォォォォォォォ」
奈落から迫(せり)でステージへと上がってきたコテコテのディスコキング風の男。
彼がステージ2のボスJONNYです。名前までコテコテ。
「カプコンゲームの2面ボスは強い」と一部で囁かれるジンクスがありますが、このJONNYもその例に漏れず中々の手ごわさです。
両脚を左右に大きく開いて高く飛び上がったり、ギター演奏で音符を飛ばしての攻撃など、ロックンロールなアクション(?)が特徴です。
JONNYの残りライフが少なくなると残像が付いてスピードアップ。
動きが速くなって捉えづらくなりますが、ここが正念場!
メガクラッシュでフィニッシュ!
って、JONNYめ…ダウンモーションまで全力で笑わせに来てますね…正に大往生。
そんなわけでステージ2もクリア。スコア清算画面へ。
クリアタイムに応じて評価判定が入るのですが、残念ながら今回はC判定。
よっぽど慣れていないと上位に食い込むのは難しい印象です。
マフィア組織「デリート」の幹部であるJONNYは謎のディスクを落としていきます。
天帝システム―、なんだか怪しい響きですがこれは一体?
その直後、乱入してきたドクターサターンにディスクを横から奪われてしまいます。
悪の天才科学者である彼が狙うくらいなので、なにかしら重要な秘密が眠っているのは明らかです。
STAGE 3「砂漠のデッドヒート」。
いきなりドクターサターンの逃亡シーンからデモパートがスタート。
みのぷが声高に配下を招集し、後を追うイエローの足止めをしようと試みます。
見た目はゆるいですが、機転が利く有能な部下ですね。
ひとまずはドクターサターンの配下をまずは蹴散らしていきます。
ステージ直前のアップグレードで新たな技を習得したので、さっそくのお披露目。
↓↑A+Bと入力することで対空攻撃を繰り出せる技で若干入力し辛いですが、ヒット数威力共に強烈。
勿論ペナルティ無しで出し放題で、多数/ボス相手どちらのシチュエーションにも有用な強力技です。
やがて、サターン自らが再び戦いを挑んできます。
今回はBLACK ELEPHANTという小型機に搭乗しての戦いですが、最も注意したいのがみのぷが飛ばしてくるアイビーム。
このビームは直接ダメージがない代わりに、数秒間身動きできないという厄介な効果を持つ攻撃です。
横並びになると撃ってくるので、あまり撃たせないよう縦軸をずらすように立ち回って本体を攻撃していきます。
この戦闘では取り巻きも同時に出現しているので、横槍には要注意。
その後、JONNYの妻BARBARAも参戦。
戦いはどんどん激しさを増してきます。
ステージ3後半では天帝ディスクを奪ったドクターサターンを追って、強制スクロールのシューティングパートが展開します。
現れる敵機を掻い潜りながら、路上に落ちているコインを出来るだけ拾うボーナスステージのような側面もあるパートです。
あと一歩というところで、崖下へと逃げたドクターサターン。
ここでボーナスエリアは終了。肝心のコインは半分程度しか取れませんでした…。
舞台は崖下の砂浜へと移り、改めてBARBARAがステージ3のボスとして立ちはだかります。
ボンテージ、ピンヒール、筋肉の3拍子が非常に強烈なビジュアルのキャラですが…
その実力は如何に?
複数のクラゲを周囲にまとって、蹴り技をメインで戦ってきます。
クラゲは破壊する事ができるので、こまめに潰して対処。
クラゲよりも各種蹴り技が脅威なので、そちらに注意を図った方が良さそうです。
ドカァーン! と音が聞こえてきそうな必殺フィニッシュでKO。
これにてステージ3もクリアです。
全世界のコンピューターを統括支配するためのポテンシャルを持つと言う天帝システムのディスク。
なんとしても取り返して欲しいとハリーからも念を押されます。
決意を新たにしたバーバラは、再びドクターサターンを追いかける事に―
といったところで本作の紹介はここまでと致します。
「バトルサーキット」は収録7作品の中でも、取り分け軽いノリのタッチがウリの1つと言えるベルトアクションです。
長らく作られてきたカプコン製ベルトアクション作品の中でもかなり後年に作られたタイトルで、CPS2を使用したベルトアクションとしては最終作という位置づけになります。
どうやら元々は格闘レースゲームというジャンルでリリースされる予定だったようですが、結局そちらは日の目を見ることはなく現在の形に落ち着いたとのこと。
本来の形通り、格闘レースゲームで出ていたら果たしてどのようなゲームになっていたのか…少し興味はありますね。
総括
以上。収録作品7タイトルを簡潔に紹介してきました。
全タイトルを一通り遊んでみて改めて思ったのは
「ベルトアクションは理屈抜きで楽しめるジャンルのゲームである」という事でした。
勿論もっと戦略的に遊んでいけばハイスコアを狙えるプレイに近づいていけるのだとは思いますが、例え上手くはなくとも連続コンティニューしながらでも少しずつ前に進めるゲームデザインは、誰もが等しく結末まで楽しめるという長所にもなります。
その一方で、個人的には協力プレイこそがベルトアクションの華だと思っております。今回は紹介の上で、いずれのタイトルでもシングルプレイでの紹介となってしまいましたが、本作は全収録タイトル共にオンライン/オフライン両方でのマルチプレイが楽しめる設計になっています。
実際にソフトを手に取られた方は、是非一度は協力プレイをお試し下さい。